自分のことは自分しかわからないのに、自分でも自分がわからなくなる。
この「わからなさ」誰もが経験したことがあるのではないでしょうか。
心の本音は「考慮・配慮」の前に動く想い
自分の心の本音を知るって案外難しいものですよね。
私達は、他者との間で「どうしたらいいか」を優先せざるを得ないシーンが沢山あります。だからこそ、知らぬ間に自分の心の声を置き去りにしてしまいがちです。
たとえば
- どうしたいかよりも、どうしたらいいかを考えた方がイイ
- どうしたくないかよりも、どうすべきかを考えた方がイイ
このような考えが上手な方が角が立たず、物事が円滑に進むことも多いかもしれません。しかし、心は、考慮したり配慮したりする以前に、「どうしたいか」が発動しています。
一旦「どうすべきか」を横に置いて「どうしたいか=心の本音」に耳を傾けてみましょう。
内観して心の声に敏感になる
心の声を後回しにし過ぎていたり、人に合わせて自分の感情に蓋をしているうちに、自分の感情・感覚に鈍感になってしまうことがあります。
その結果、無自覚のうちに、他者の軸で生きることが当たり前になって自己犠牲的な思考癖になることも珍しくありません。
例えば
- 願ってもどうせ無駄
- 願ってる場合じゃない
- 諦めるしかない
- 諦めた方がイイ
- 願わないでいた方が嫌な想いしなくて済む など
クライアントさんでよくあるケースは、自分と向き合ったら、無自覚の我慢や「○〇と思っちゃいけない」という抑圧に気づき、その結果、閉じ込めていた心の本音に気づくことができる。こうして、心が望む生き方にシフトチェンジされます。
自分の本音がわからない、漠然とした諦め感があると感じているときは、自分との繋がりが深まる内観をしましょう。
▼深い内観をするために必要なこと
心の本音とは
心の本音って一体なんでしょうか。普段感じている感情も本音だし、その背景にある心の事情も本音ですよね。でも、更に深部にある何にも囚われてない心の声は、全ての想いを総括しているような本当の意味で本音のホンネ。
その反対で、
●偽物の声は自分に言い聞かせて作った願い
●そう解釈するしかなかった不本意な諦め など
納得できないのに納得していることにしてる気持ちとも言えます。
心の中には本物の気持ち・偽物の気持ち、両方あります。どっちも抱きながらバランスをとって生きています。
とはいえ、私個人的な意見としては、どんな想いに対しても「この声にだって、この声が生まれた景色があるんだよね」とわかってあげられることが楽しいです。
どんなネガティブな感情も、どんな不本意な心癖も「偽物」「悪者」という扱いでなく、自分自身を守ってくれている仲間であり勇者の一部として労ってあげられたら嬉しい。
このような想いに共鳴される方、心の本音にたどり着くような内観をしたい方は、以下の記事もチェックしてみてください。