「本当の自分がわからない」と悩んでいるあなたへ
あなたの「わからなさ」はどちらのタイプですか?
- 「本当はこうなのに」という気持ちがわくたびに、そう思っていいのかな?と自信がなくなる
- 自分の感じ方、考え方が何かわからない、見えない、つかめない、心が空洞な感覚
- 何となく思ってることがありそうだけど、本物かニセモノか疑いたくなる
- 感情の動きがない。波がないから苦しくはないけど、生きてる心地が味気ないような感覚
- 自分の個性や熱くなれる強い思いが見当たらない。独自の輝きみたいなものを探したくなる感覚
どんなわからなさを感じているかによって内観のやり方が異なります。
本当の自分をわかるには
どのタイプだとしても共通なのは
- 自分の中にある情報➡感情、感覚、体感
- 自分の外にあるもの➡社会性、人間関係、役割
自分の中にある情報と、外にある情報を分けて観察できると自分の気持ちがわかるようになり、本当の自分がみえてきます。
でも、そもそも私たちって外側で起きていることをきっかけに内側(心)が動きますよね。だから、「分けて観察する」っていうのが案外難しいんですね。
そこでポイントになるのが
「これを観察しよう」と明確な注目ポイントを定めて内観すること。
まずは、先ほどご紹介した「自分のわからなさ」はどのような感じかを把握して、「そうなる原因」を理解することで観察が進みます。
本当の自分がわからない5タイプ
※ここでご紹介しているのは「よくある傾向」に過ぎません。もっと具体的に自分の心をわかりたい人は、具体的なお話を聞きながらのサポートをなります。
1「本当はこうなのに」という気持ちがわくたびに、そう思っていいのかな?と自信がなくなる
- 自分の感じ方や欲求を表に出してはいけないような思い込みがある
- 自分にとって心が動くこと、価値を感じることが共感されない感覚がある
- 表現することが正当に評価されていない気がする
これらの傷つきによって、自分の感覚を解放しきれなくなっていませんか?解放したいのに、なぜかそれが出来ない場合は、解放に意識を向けるよりも、強くなり過ぎたブレーキ向き合うと良いかもしれません。
2 自分の感じ方、考え方が何かわからない、見えない、つかめない、心が空洞な感覚
- 自分の存在が迷惑だと思われないか不安
- 必要とされない存在かのような感覚がある
- 自分をわかりたいけど、触れてはいけない感情があるような気がして不用意に見たくない
私たちは、「感じる」というはたらきと「感じないようにする」はたらきがあります。本当の自分がわからない違和感をスッキリさせるには、自分を「感じること」が必要ですが、それより大事なのは「感じないようにするはたらき」を無理やり動かそうとしないこと。こうした予備知識を持ちながらできるだけ負担なく「安心する感覚」を増やしていくことが大切です。
3 何となく思ってることがありそうだけど、本物かニセモノか疑いたくなる
- 親や他者の意見に合わせることが当たり前だった
- 自分の感じていることや考えていることを言っても、否定される、馬鹿にされる、迷惑がられるという感覚がある
- 期待されたものに応えないと怒られるから、喜ばせるための自分を演じていた気がする
私たちは、人に合わせ過ぎるとだんだん自分がわからなくなってしまうことがあります。過去に、そうせざる終えない環境で自分の感覚が見えなくなってしまうことは珍しくありません。自分の感覚を取り戻すなかで、感じていることをそのまま言語化して見るのもお勧めです。
例えば、「私は〇〇が好き」と断定できるのは難しくでも「私は〇〇が嫌いじゃないかもしれない」という曖昧さを言葉にしてみるのもgoodです。
4 感情の動きがない。波がないから苦しくはないけど、生きてる心地が味気ないような感覚
- 心の中で人生の模索や振り返りが起きている感覚
- 大きな感情の揺れ動きを体験して嵐が過ぎ去った後のような感覚
- 希望を見出せない、見出そうとする意欲もわかないような感覚
上手く言葉にできな無感情な状態を、スピリチュアルな世界でいう「無の境地」と解釈する場合があります。が、ここに書いた内容が当てはまる場合は少し注意が必要です。人と触れ合うことがしんどくなったり、生きることに嫌気がさすなど、心や身体の活力の停滞が続くようなら、医療やカウンセリングを受けることも選択肢として大切です。
5 自分の個性や熱くなれる強い思いが見当たらない。独自の輝きみたいなものを探したくなる感覚
- 現状に不満はない。でも、これっていう熱くなるようなこだわりはないのって変なのかな?と疑問に思う
- 内側から湧き上がる「これやりたい」というものはなく、人が喜ぶことをするのが好き
- 内面的なことよりも、全体の中で自分がどう在るか、何をするかに関心がわく
本当の自分を知りたいと悩んでいても、内面の探求に関心がない人もいます。私たちは誰もが自己理解したい欲求を持っていますが、その入り口が内面に注目するほうがスムーズな人と、好奇心に沿って行動を起こし外的な体験を重ねる中で内面の情報を感じやすくなる人といます。その場合は、本当の自分を探し当てよう」とするよりも、好奇心を大事に行動しながら軸に気づいていくのが楽かもしれません。
あなたの感覚は、ここにある。
この記事を読んで、「自分も当てはまるな」と、共感する内容はありましたか?ご紹介した内容は、あくまでも傾向に過ぎません。
実際はお一人お一人のお話を聞かなければ、見えてこないことの方が多いです。自分で自分を見るのは案外難しい時もあります。そんなときのための内観セラピストです。お気軽にお声がけくださいね☆
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