同じ悩みで行き詰まる!内観に限界を感じている時の意識の使い方

この記事はこんな方にお勧め

  • 内観しても新たな気づきや発見がない
  • いつも同じ悩みで行き詰まる
  • 内観しても表面的な向き合いで終わっている感覚がある
  • 内観初期のようなインパクトのある気づきが起きない
  • 心の変化・成長を感じられなくて焦る

 

「ただ、わかってあげるだけ」の意味

内観サポートをさせていただいてる皆様によくお伝えしているのは「ただ、わかってあげるだけ」ということ。内観は意識的に自分の内面に着目し心の状態をわかってあげることなんです。心の状態をわかってあげるとは、気づく、認める、理解する、腑に落ちる、許しに至る、受け入れる、など様々な種類の「わかってあげること」を意味します。

しかし、内観のやり方を学んで実践しているのに、これといった発見や気づきの手ごたえがない。居心地の悪さだけが悶々と残って心との向き合うなんて面倒に感じてしまう。といった実情も多いのではないでしょうか。こうした【内観の進まない状態】にはいくつか原因があります。

例えば、悩ましいネガティブ感情に意識が引っ張られている場合。この場合は、嫌な感情を味わって苦しくなってしまいますので、まずは俯瞰して内観の意識体勢を整えましょう。

その他によくあるのは、無意識の抵抗が発動してる場合。無意識の抵抗とは、長年自分の心と身体を保ってきたバランスをスタイル変更してしまう危険察知、とも言えます。簡単な言い方をすれば「変化への恐れ」とも言えます。「新しいスタートを切るには過去を手放さねばらならいのに、過去を恐れていたらいつまでたっても変われないよ」「覚悟を決めなさい」といった表現で変化を促そうとする人もいますが、本当の無意識の抵抗が作動している場合、こうした助言によってクライアント側は精神的に追い詰められ抵抗が強化される場合があります。

内観中、あるいはセッション中などに心に引っかっている部分を少しずつほどいて、察知している危険部分をご自身がしっかり理解すること。そして、やみくもに前進するだけでなく、安心安全を感じながら変化に向かう感覚に至ることで、無意識の抵抗をする必要がなくなります。

そしてもうひとつ。内観しても進まない理由としてよくあるのは、理想の変化を期待し過ぎている場合です。

内観は心を整理し軽くする効果的な行為であると同時に、本質は「自分の想いを大切にする心の姿勢・在り方」です。大切にすべき「自分の想い」とは前向きな感情や考えだけでなく、ネガティブに揺れ動く機微も含め、大切な自分の想いであるのだと理解を示すこと。

ところが、私達は、希望をもって前向きに進みたい生き物であり、自然体な心の反応や感覚よりも期待する答えに寄せようと思考が動く習性をもっています。前向きであるがゆえに、自然体な自分を不自然にコントロールして、正直な心の反応よりも外側の情報に寄せてしまうんですね。

内観しても、なんだかイマイチ整理がつかない、しっくり納得できない、同じ悩みで行き詰まりを感じてしまう時は、その瞬間何を感じているのか気づいてみてください。イマイチしっくりこなくて悶々としている瞬間に存在しているのは「わからない」という感覚です。

私達は、この「わからなさ」を不快に感じて反射的に思考が答え探しを始めます。

心の状態をわかってあげるとは、こうした「わからない」という感覚や、微細な緊張状態も含めて気づく、認める、理解する、腑に落ちる、許しに至る、受け入れることを意味します。大きな悩み、緊張、苛立ち、迷いだけでなく、小さな心の動きにも寄り添うことを大切にしましょう。

 

「わからななさ」への寄り添い

既に書いたように、私達は「わからない」という感覚が不快に感じます。その不快さに気づいた時には、「わからなさ」に寄り添ってみてください。わからない不快さがあること心底認めてみるんです。するとどう感じるでしょうか。

わからない不快さが分解され、不安、焦り、恐怖、悔しさなど様々な成分があることに気づくかもしれません。それらの感情と「ただ共に在る」という感覚を育ててみましょう。マインドフルネスのようなとても静かな感覚です。感情の中に浸るのではなく、感情に寄り添うだけでいいんです。過剰な言葉がけや慰(なぐさ)めも必要ありません。コントロールせず、ただ一緒にいるだけ。そっと意識を添えるだけ。隣で感じているだけのような意識状態です。もしも、わからない不快さ、焦りや不安感情を消したい衝動がわいたなら、その衝動と共に在ってみてください。

やってみると感じていただけると思うのですが、この意識使いが意外と難しいんですよね。感覚に集中しないと出来ません。しかしやっていることは非常に単純なのでコツをつかむと、感情のゆるみだけでなく、感情と連動してこわばっていた体もフワ―っとゆるむのをはっきり体感できます。

在るものと、共に在る。「無い」の存在と共存する。この在り方を意識する。。。

一体なんのこっちゃ・・・って感じかもしれませんが(笑)今日はちょっとマニアックな記事を書いてみました。

ゆるみの中で何が生まれるか、生まれたものや生まれなかったことをただ受け止めてみてください。何か生まれれば、それに繋がり、生まれなかった場合に残るのは安心だと体感するでしょう。

文章ではなかなか伝わりにくいですが内観の実践をしながら感覚を味わうと分かりやすいです。このサポートはお客様の状況に応じて内観研究室で行っています。

※嫌な感情に寄り添うことを想像するだけで体が委縮する、緊張する、心がキュッと苦しくなる方は、この記事に書いた内容を無理やり実践する必要はありません。ご自身の体感に合わせた寄り添いとはどのような感覚なのか、体感的に覚えるとセルフでも状況に合わせた内観を活用できるようになります。ご興味ある方は内観サポートをご利用ください。

 

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