内観ってスピリチュアルなの?

内観てスピリチュアル?とご質問いただくことがあります。半分YES、半分NO、表現の好みに過ぎない。私はそう思っています。

 

内観=スピリチュアル探求ではない

内観は自分の心と向き合うこと。ありのままの自分と向き合って、気づいてなかった自分に気づきます。その気づきによって心の傷が癒されたり、長年の思い込みが終わったり、希望の扉が開くような様々な内観効果をもたらします。

とはいえ、内観する目的は人それぞれ。「内観したい」のは同じでも、目的が違えば内観の中身が変わります。

例えば、内観して気づいてなかった自分に気づけば「意識を超越する体験ができる」「潜在意識を自由に操れるようになる」と思って内観意欲が高まる人もいます。当店で提供している内観サポートは、そうした体験を目指すものではありません。

「なぜ自分と向き合いたいのか」ここ、大切です。自分の想いに沿った道を選ぶと、目的に沿った体験があると思います。

LINK・内観する目的とその効果・4タイプ

 

人それぞれ大事にしているスピリチュアリティがある

 内観はスピリチュアルなの?現実とのバランスが大事

内観サポートをしていると、宇宙に関心が深い人。目に見えない存在との繋がりを大切にしている人。信仰がある人、そうでない人、様々です。

こうした個人のスピリチュアリティは大切なものだと思います。そこに理屈は関係なく、ご本人の感じるままに大切にしていくものだと思います。

私自身も亡くなった家族や目には見えないあらゆる存在から守られていると信じています。そして、霊感などない私が、ある日突然不思議な声が聴こえたことから内観が始まりました。この出来事がスピリチュアルと関係あるかないかは分からないけど、自分の人生を問うきっかけになったことは事実です。その結果、職業が変化する程人生に影響を与えました。

だから、スピリチュアル=絶対ダメ、怪しい!という否定派な感じではありません。色んな人がいて、色んな見え方があるんだなぁと実感しました。

 

スピリチュアルではない視点から自分との繋がりを深める

私のサロンでは、現在「スピリチュアルではない視点から自分との繋がりを深める」という内観スタイルを選択しています。これには、理由があります。

細かい理由をあげるとキリがないですが、スピリチュアル情報を頼りに他人軸・他責的な解決をして自分を納得させようとしてしまう場面をお見受けすることがあるからです。

例えば
  • 現実的な視座をないがしろにして悩みと向き合えない
  • 心の痛みにスピリチュアルな解釈で意味をつけ過ぎてトラウマを複雑化させている
  • 物事に対して意味を加えて自分自身の心の反応に目を向けない

※上記は例です。全ての人に当てはまる内容ではありません

こうした理由から、当店では敢えてスピリチュアル視点ではない視点で内観サポートをしています。

 

 

内観で直観力や創造性が上がる

内観を続けていると感性、個性、創造性が活性化して自然と直観力が高まりヒラメキの感覚を活かしやすくなります。天才性や自分独自の愛に気づくこともよくあります。

こうした独自性を活かして、クライアントさんが情熱を注いでいるお仕事のクオリティをあげる。やりたいことを具現化するお手伝い。そんな内観を伴走することもあります。

スピリチュアルが好きな方は直感的で在ることを大切にされてる方が多い気がします。「直観的で在らねばならない」と縛られてしまうことも。また、内観してクリアな状態になったときの冴える感覚や、本来の感性を濁りなく取り戻していく姿はとても美しく見ているこちらも感動することがあります。

 

内観と引き寄せの違い

どんな場面においても、内観自体は「自分と向き合う」「自分を知る」というシンプルなもの。TrueFaceではそうお伝えしています。

内観してクリアな自分に戻ると、現実が好転したり願望が叶ったりすることは本当によくあります。私自身も、クライアントさんも実感してる。セッション中に思わぬギフトが舞い込むことさえあります。そんなギフトを私もクライアントさんも喜んで受け取りながら学び・気づきを進めています。

だけど、こうした結果の産物を目標に内観しても深い気づきが起きないというトリッキーなものでもあるんですよね。

その理由は、冒頭に書いた「自分と向き合う理由」にあります。

講座の中でもお伝えしているのですが、内観して状況が好転する結果を経験すると「内観すれば嫌なことが無くなるんだ!」「願いが叶うんだ!」という気持ちがわいてきます。それはごく自然なこと。私もそう思います。

ここで「願いを叶える目的意識」が立ち上がり、願いを叶えるために自分と向き合うと・・・深層に入る前にグルグルして深い気付きに至りません。

理由は「目的意識が自分を知るためではない」からです。こうした意識の動きを観察しながら内観するとセルフでの内観もぐんと面白くなります。

あえて意識を「自分を観る、理解する」に集中してみてください。温かく丁寧な「自分をわかってあげるだけ」の実感に触れたとき「自分の中にある創造性」「ずっと辿り着きたかった温度感」「発想を超えるクリエイション」をパワフルに感じることと思います。

 

ソフト依存に注意!現実とスピリチュアルのバランスが大事

内観はスピリチュアル?

スピリチュアルな情報をみて「今まで常識にとらわれていたんだ」と気づかされることってありますよね。その反動で、今まで自分を苦しめていた「社会・常識・秩序」を嫌悪し、今度はスピリチュアルにとらわれてしまうことってありませんか?(私は大いにありました)

特に、不安や恐れが湧いている時、大きな決断を迫られている時、心身バランスを崩している時、恋愛している時などは、藁にも縋る思いで安心できる材料を求めるもの。その結果ソフトな依存状態を生み出すことさえあります。

自分の軸や心の基盤が安定的で在ること。情報を参考にしたりヒントをもらう時も、自分軸・主体性を大切にしましょう。

 

自分軸が不安定な状態でスピリチュアルにソフト依存してしまう例

もしかするとグサッと来る方もいるかもしれませんが、当店の考えとして以下のような心の反応は内観するポイント(自分に問いを立てて向き合うポイント)としてお伝えしています。

✓ 「わかってる人」「開けてる人」などスピリチュアルな評価を追い求めてしまう。本当に心が喜んでいるのか、劣等感やコンプレックスを埋めるためなのか自分でもわからないまま不安定さを一人で抱え込んでしまう。

✓ 目に見えない精神性を基準に上下関係をつくったり、自分ではなく他者のコントロール下に身を置くような苦しさを抱え込んでしまう。

✓ 自分より大きな存在(例えば、神、ヒーラー、人気のある人、凄そうな人、自分より上に見ている人、等々)に正解を求め過ぎてしまう。褒められようとしたり、従わなければならない感覚に陥り疲弊してしまう。

✓ スピリチュアルなアドバイスに従わなければ悪いことが起きてしまうかもしれない、など強迫観念にかられる。判断基準が自分にない辛さ、コントロールできない不安感をつのらせてしまう。

✓ 過去のトラウマ、愛着障害、恐怖症などで過緊張状態を慢性化させた状態(感覚過敏、鈍化、思考停止、衝動性など)に困っているけど、「私は感覚派だから」「前世からこうだから」と解釈し、一時的な安堵感はあるものの、本当の安心感を求め続けて自分探しを続けてしまう。

✓ 宇宙の流れに添うことを意識し過ぎて日常的な自分の生きづらさや重さをどうしていいかわからない

私達人間は、不安感や恐怖感が高まっている時は、こうした思考が生まれても不思議ではありません。もしもこのような状態になっている自覚がある方は、そんな自分を責めずに、批判なく許してあげた上で正直な心の声を内観してみてくださいね。

 

 

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