内観はスピリチュアルなのか
内観てスピリチュアルなの?とご質問いただくことがあります。私の個人的なお返事としては半分YES、半分NOと応えます。そもそも私自身が、不思議な体験をしたことがきっかけで心の探求がはじまったので、スピリチュアルな視点を無視することはできません。
しかし、いや、だからこそスピリチュアリティに偏りすぎないバランス感覚が大切だとも思っています。そのためTrueFaceではかなり日常的で現実的な表現をします。スピリチュアルに関心が深い方も、そうでない方も関係なく、「なんとなく」だけではなく現実的で「ご本人のはっきりとした体感」で理解することを重視しています。
現実とスピリチュアリティとのバランス
人の感情には波があります。不安や恐れが湧いている時や、大きな決断を迫られている時、また体調を崩している時などは、藁にも縋る思いで安心できる材料を求める心情となることもありますよね。
その不安や恐れが強くなっているときには、自分より大きな存在(例えば、神、ヒーラー、人気のある人、凄そうな人、自分より上に見ている人、等々)に正解を求め、それに従わなければ危険な目に遭ってしまうかもしれない、嫌なことが起きてしまうかもしれない、というような思考さえ生まれます。
自分の信じている思想や世界観、スピリチュアルな観点から学びやヒントを得るのはとても良いことだと思いますが、目に見えないものを頼りにした結果、いたずらに不安をあおられたり、心が窮屈になるならば、それは自分ではなく他者のコントロール下に身を置くのと同じ苦しさがあると私は思っています。
こうした考えから、私はスピリチュアルな観点を否定しませんが、現実社会での観点を軽視しないバランス感覚も大事にしています。心に安心を取り戻すためにたいせつなのは、スピリチュアル的評価を求めることでなく、自分の感覚を自分で理解・実感・納得できること。内観の視点と元々持って内なる力を取り戻すことは、スピリチュアルを目指さなくともおのずと個人のスピリチュアリティが現実生活の中で活かされていきます。つまり、しようとするのではなく、結果的にそうなるだけのことではないでしょうか。
内観すると直感やシンクロが増える
内観を続けていると、実際に感性、個性、創造性が引き出されます。自然と直観力が高まりヒラメキの感覚を活かしやすくもなります。宇宙、地球、エネルギー等々、スピリチュアリティを強く実感する人もいます。
突拍子もないような発見、出会い、気づき、納得感に誘(いざな)ってくれることもあれば、仕事や趣味などで創造性を発揮されることもあります。
内観をして、70億分の1の自分の魂(本質)に目覚めていきましょう。
内観の目的は自分を知ること・自分を生きること
内観は、アセンションするため・才能開花するため・願いを実現させ成功するために行うものではありません。TrueFaceでは、好きなことの実現に向けてクリエイティブな視点を磨いていくサポートも行っていますが、ただシンプルに自分を見つめる、という姿勢をベースにしています。
巷では引き寄せの法則や、願望実現のために内観をすることが流行っている時期もあります。しかし、願いを叶えることと、己と対峙することは目的が別。私たちは意識で動き、認識して理解を深めます。目的意識が「何かを得るため、叶えるため」であるならば、それは内観ではなく「結果を期待する意識」です。
あえて意識を「自分を観る、理解する」に集中してみましょう。この「自分をわかってあげるだけ」の実感に触れたときこそ「自分の中にある創造性」や「ずっと辿り着きたかった納得感」をパワフルに感じることでしょう。
内観のおまけとして現実が好転したり願望が叶ったりすることは本当によくあることですが、そうした結果の産物を目標に内観しても深い気づきが起きないというトリッキーなものでもあります。この部分の面白さも感じながら、楽しく内観ライフを続けていきましょう。
楽しく丁寧に魂を生きること、心の学び・気づきを深めることにご興味ある方は、一緒に温かい内観をはじめましょう。
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