内観てどうやるの?内観ノートを効果的にするコツは「自分への質問力」

内観効果を上げるには自分への質問力が大事。自分への質問力を磨くために「心の反応」に対して「こう感じてるな」とキャッチする感度を高めましょう。

心の凹凸、隙間に埋もれた気持ちをくみとる力を養って「そうそう、でも納得できない」ではなく「そうそう、まさにこれ!」と気づきに導くような内観ライフを楽しみましょう。

内観ノート TrueFace内観プログラム

この記事は、【内観のやり方】を解説しています。実例をご紹介していますので、実際に内観するときの着目ポイントに注目していただけたら嬉しいです。

記事の前半は、
内観ノート基本の「き」。そして、
「やり方通りに内観してるのに
スッキリしない」について。さらに

記事の後半は、「効果的な内観になるコツ」です。

 

内観ノートのやり方=心の中を言語化

私達の感情や、心の中で観ている景色は自分独自のオリジナルな反応です。

自分の考えや感情を「普通はこう思うでしょ」「他の人だってみんな私と同じように言ってるもん!」と主張したくなることもありますが。実際は、物事に対する心の動き方は驚くほど人それぞれ異なります。

だからこそ、内観は誰かの考えや感情を横に置いて書き出してOK。

 

内観する女性 LINEの返信がそっけなかった。怒ってるのかな。私、なんか怒らせるようなこと言った?なんか感じ悪くない???


内観する女性SNSで上手くいってる人の投稿を見た。すごいなぁ、私は出来てない。どうしよう。羨ましいわけじゃないけど、なんかモヤっとする・・・。

 

「感覚」に意識を向けて、リアルな感情や心の景色を「私は○○に対して○○と感じてる(思ってる)」と言語化してみましょう。

 

次は、意外と軽視されがちな重要ポイント「心と向き合う姿勢」について。

 

マイナスな気持ちへの温かいスタンスが内観効果を上げる

コアな部分に触れる深い内観をする。そのためには、人に知られたくないような感情や、普段表に出さない正直なネガティブ感情に着目する必要があります。

ところが。実際に内観ノートを開くと、ネガティブな心の声に着目できずに止まってしまうことも。大人げなくてカッコ悪い自分に直面することもあります。

内観する女性ネガティブなことを考えると、嫌なことを引き寄せそうで不安でした。「こんなことばかり考えてるわけじゃないしなぁ。これが本音ってわけじゃないし・・・」と正直な気持ちから目をそらして、良いこと考えようとしちゃってました。(クライアント様の声より)

 

マイナス感情やカッコ悪い自分に対して偏見の目を向けず、温かいスタンスで耳を傾けられなければ、心のコアな部分に触れる深い内観は出来ません。特に当店の内観スタイルは、この「温かい内観姿勢」を重視しています。

内観する女性ネガティブな感情を観るとき、「そう、それ!」ていう自分の感覚にフィットした言葉を引き出してもらったら、「リアルな自分て意外と気づいてないなー」て実感した。「単純に”自分を責めない”だけじゃなくて、とことん丁寧にやるんだな」とすごく腑に落ちました。(クライアント様の声より)

 

荒々しい感情やクヨクヨした感情(腹立つ、嫉妬、悲しい、イジケ等々)こそ内観ポイント。ネガティブな側面に自己嫌悪がわく場合は、その自己嫌悪が内観ポイントです。

「そう思ってるけど、思いたくない!」と心の反応があることに抵抗感がわくときは「思いたくないけど思っちゃう状態(これが私の心の反応)だな」と正直な感覚を認めましょうね😊。

また、内観ノートを書きながらどんどん腹が立ったり、辛くなったり、嫌な記憶を再燃してる状態になったら一旦ストップ。意識をリセットして再度感覚に焦点を合わせて(←重要)ネガティブ反応を温かいスタンスで俯瞰(ふかん)します。

内観する女性

日常的な困り事じゃなくて、ずっと引っかかってる「ホントの悩み」が、長年重かった。気にはなってるけど、少しでもそのことを考えるだけでもしんどくて・・・。小さな歩幅でサポートしてもらえたからこそ、ちゃんと向き合える自信がついたし良い変化に繋がったと思う。(クライアント様の声より)

 

次は、無意識にやってしまう「内観効果を下げる落とし穴」をご紹介します。

 

内観はポジティブ誘導しなくてOK

心の反応を書き出しながら、無自覚のうちにポジティブ思考に誘導してしまうことがあります。大切なのは、ここで無理にポジティブな思考に切り替えて誘導しないこと。

ネガティブ感覚をないことにする(否認)例▼

内観ノートのコツ 内観のやり方 ネガティブな心の反応と切り替えたプラス思考

 

ネガティブ感覚から目をそらす例▼ 内観しても効果を得られない理由

 

例えば
 心は緊張・不安がわいてるのに、それをスルーしてプラス思考に切り替える。

 モヤモヤ・イライラの反応を避けて「これも学びだよね…」「あの人も悪気はないし…」「仕事だから」と、瞬時にスマートな大人思考になる。

うした無自覚の切り替えにどんどん気づきましょう。

内観は、ネガティブな心理状況をそのまま見ることからはじまります。そんな自分自身をわかってあげることが最重要です。

 

いよいよ、ここからは内観を深めていくおはなしです。

 

やり方通りに内観してもスッキリしない時

次は、内観ノートに書き出した感情に「どうしてこう感じたんだろう。」「どうしてこう思うんだろう」と、なぜそのような気持ちになったのか質問して感情の背景を掘り下げてみる。

ここで、「そっか、こう思い込んでいたな!」と腑に落ちてスッキリするならOK。例え思い込みを発見できなかったとしても「そっか、私、こう思ってたんだね。うんうん。」と正直なネガティブ感情を自覚し認めるだけで、心に余裕が出来たり視野が広がって癒されるなら、それでOKですね。

でも実際は、、、

さんざん本音で書き出した。 自分の気持ちはわかった。 でも、そんなの、とっくにわかってる。 で? 全然スッキリしないけど・・・ どーしたら良いわけ?? 内観のやり方

と行き詰まること、ありませんか?

これは、まだまだ気づき切れない心の奥の本音がある状態です。無自覚の価値観にとらわれていたり、自分の根幹を言語化しきれずに、心がうなずくような気づきに至ってないということ。内観が深まる可能性が高いタイミングでもあります😊。

私のサロンでは、この領域のご相談が多いので「もう本当に自分じゃ限界。だけど、この部分をちゃんと向き合える自分になって前に踏み出したい」と感じているクライアントさんと二人三脚で、微妙~な心の隙間に潜んでいる小さな声をキャッチしていきます。

内観する女性

✓ 言われてみなければ気づかなかったけど、私もずっとそう思ってた
✓ 具体的に質問されたら、まさに私の気持ちはそれだった
✓ そういわれてみれば、この気持ちを大事にしてきた 

などの感覚にアクセスしていきます。

 

この部分のポイントはお一人お一人、その時々で全く異なります。他人とは違う言葉の景色、心の景色、自分独自の大事な感性が詰まっています。

しかし、「自分の心の声がわからなくなる」「核心部分に届かない」・・・思い込みや癒えてない傷と混ざり合って歯がゆさを感じやすい領域です。

内観する女性人に話すと「そのままでいいんだよ」「あなたらしく楽しめばいいんだよ」といって貰えるんだけど、自分ではしっくりこなくてモヤモヤしてた。細かい気持ちも沢山質問してもらえてドンピシャな言葉で表現してもらえて、やっと自分が何に困っていたのか自覚出来た。(クライアント様の声より)


内観する女性人に見られたくなかった心の宿題を相談して、話が通じる、意味が伝わることに安心した。と同時に、自分の世界を「誰かにわかって欲しかった」「人に話しても本当に伝えたい世界観が通じない」「そんなこと願うなんて申し訳ない」「心細い」と本音に気づいたら肩の力が抜けた。そして、今まで以上に支えてくれる家族への感謝が溢れた。(クライアント様の声より)

 
この領域の内観で重要なポイント

 型にはめ込まないで自分と向き合う
 知識・情報・信仰にとらわれずシンプルに感覚に寄り添う
 自分から逃げない覚悟(安全な内観を行う前提)


これらは、内容によって細部が大きく変わる領域。対面やZOOMで個別にお手伝いさせていただいてます。

私は、自分自身も繊細でこじらせてきたタイプなので、歩幅が小さい分沢山の心の景色を見てきました。一般的には、「心のゴミ」「頭のゴミ」といわれるような表現も個人的はあまり好きじゃない。自分を悲観して同情的になぐさめるような内観はしませんが、細部に宿る独自の光をキャッチしながら、どんな思い込みもコワバリも悪者にしない終焉を迎える。そんな心の向き合いをご提案しています。

では、ここからは、一線を越えて内観を深めていくときのポイント

 

効果的な内観になるコツ

ポイント1

自分の感情や心の動き方だけでなく、人間の心の動きに関して予備知識を持つ
➡「自分の場合はこうなってるな」と無意識レベルの状態に気づきやすい

ポイント2

自分の何に着目すればいいのかわかる
➡素早いセルフ内観で中庸に戻れる

ポイント3

自分への質問力。心に意識を向けるだけでスルスルと質問がひらめく
➡思考でグルグル答え探し・理由探しにならない

ポイント4

癒えてない心の傷に気づけるようになる
➡自分の殻を突破したり、心のステージアップを実感できる

ポイント5

外部情報の影響でつくられた思考・発想・イメージングのにおいがわかる
➡自分から生み出されるものに敏感になり本来の自分との繋がりが深まる

これらは、とても感覚的なもです。日常的に内観を実践しがら体感に落とし込むと「自分への質問力=内観力」がグンとアップします。軽いテーマから深いテーマまで自分でも内観できるようになりますよ😊

 

内観する女性

内観テーマ・仕事
私にしかできない温度感で仕事がしたい。今もやってはいるけど、もっと情熱注げる形がある気がする。そうやってすごく自分を信じてる部分もあるのに、「私なんてダメだ」という感覚が邪魔して殻を破り切れなかった。

ダメだと思ってた心の奥の荷物を、今は愛おしいと思えるようになった。これは私にとって大きな収穫です。

自分の奥の大事な部分が言葉になると、その瞬間から意識が全然違います。やっと、納得して自分に許可を出せました。そして、今までも大事なことは出来ていたとに気づけて嬉しいです。この感覚、仕事でも凄さを実感しています。(クライアント様の声より)

 

内観する女性内観テーマ・人間関係、人生観
モヤモヤすると、ガッカリ➡自分責め(ひとり反省会)➡答え探しのループでした。内観ノートも苦手で出来なかった。

自分ではわかんない所や、私以上に私の気持ちをくみ取ってもらえて、手放したいのに手放せなかったモヤモヤの手放し方がわかってきました。今は、白も黒も表も裏も、全部自分なんだと俯瞰(ふかん)できるようになって、悩む時も軸が自分になりました。

内観を習って自分とのフィット感を細部まで大事するようになってから、「自分を生きてる感」がどんどん濃くなる。これからもこの感覚を軸にして楽しんでいきたいです。(クライアント様の声)

 

 

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