この記事はこんな人にオススメ
- 心が軽くなる効果的な内観をしたい
- 蓋した感情を癒して、心の違和感を消化したい
- 内観ノートで心の深部にたどり着けるようになりたい
- スピリチュアルに依存せず自己探求をしたい
この記事は内観の基本的なやり方から、最後は最も効果が出る内観の進め方をご紹介しています。
基本のき。内観のやり方・効果
内観のやり方
1 悩み、モヤモヤを言語化する
2 感情の背景を掘り下げる
3 無意識が表面化され気づきに至る
内観で得られる効果
- ネガティブな思い込みを手放せる
- 自己否定が終わる
- なかなか消化できずにいた悩みを消化できる
- 安心して自然体な自分でいられる軸が出来る
- 自分との繋がりが深まる
- 心の本音・魂の喜びに気づく
- 潜在的な力、感性が表面化し、直感も冴える
- 選択、行動の本質な目的を自覚できる など
よくある変化
- 心に蓋をせず自分らしさを発揮できる。
- 意思決定、判断力、行動力が上がる。
- 人生の主人公になる。願いを実現しやすい。
- 人間関係、仕事が好転する。
- 周りからの反応が良い意味で変化する
それ、本当に自分のホンネ?
内観で得られる効果・変化は語りつくせないほど様々。SNSや本などで目にするような劇的な良い変化も実際にあります。だからこそ、注意したいのは、
- 他人の変化を目にした影響で自分の心が求めてないものを願ってしまう
- 本当は違和感を持ちながらも、他人の願いを自分の理想像だと思い込んでしまう
これ、意外とよくあるんです。情報が多い時代だからこそ、自分の心の声に集中する感覚を育てましょう😊
内観は「ネガティブ感情」を観る
内観はネガティブな感情を見ます。荒々しい感情やクヨクヨした感情(腹立つ、嫉妬、悲しい、イジケ等々)こそ内観ポイント。
表には出さないような正直な叫びも、遠慮なく書き出して「こう感じてるな~」と把握しましょう。
いい子な仮面や、冷静で大人な仮面も、一旦横に置いてみて。案外おもしろくなってスラスラかけるかもしれません。
ネガティブ感情を認められない
ポジティブな自分は良くて、そうでないならダメ。という思い込みがあると
- 弱気な自分を否定的に解釈する
- 強がりで解決に導こうとする
- 「私は困ってないもん、アイツが問題なだけ」と他者に意識を向ける など
自分のネガティブ反応を認めるのが難しくなります。どんな感覚にもダメなものはありません。苦しいから消してしまいたい感情でも良し悪しの解釈をいれうに「そう感じている」と認め切ることが消化への近道です。
【注意】「感情に蓋をしない」とは、「他人にぶつけてもいい」という意味ではありません
感情の背景を掘り下げる
掘り下げは「自分に質問する」だけ。
書き出した感情に対して
●どうしてこう感じたんだろう
●なぜこう解釈してるんだろう など
心の動きに問いを立てて、自己対話します。
掘り下げすると
●自分を苦しめる未消化感情に気づく
●無自覚の思い込みに気づく
●心(魂)の願いに気づく など
内面の変化を実感できます。
掘り下げの質問力で内観効果が劇的に変わる
掘り下げとは問いを立てる自己対話。つまり、「自分への質問力」です。ここで内観の質が決まると言っても過言ではありません。
質問力がつくとどんな内観になるの?
何をどう内観すればいいかわからない
➡着目ポイントがわかって内観がおもしろくなる
グルグル考えてしんどくなる
➡内観するほど自分との一致感が深まる
内観で過去を思い出し、嫌な気分になる
➡知る痛みさえも温かく感じる。痛みをえぐらずに傷を癒せる
気持ちが高ぶってムカムカする
➡消化がスムーズになる。※内容によってサポートを受けた方が良いものとの区別がつく。
内観ノートに気持ちを書き出しても、それが本音かどうか自信がない
➡心の本音・魂の震えがわかる
ただの問いかけでノートに書いても効果がない
どうやって掘り下げればよいかわからない。そんなご質問をよく頂きます。質問のレパートリーをご紹介したいところですが、当店ではあえて「質問レパートリー」をご紹介するタイミングはお一人お一人の個性に合わせて行います。もちろん、理由があります。
内観効果の肝は、質問が直感的にわき上がることだからです。
特に、既に自分の未消化感情と向き合ったことがある人は、形だけで自分に問いかけても効果がありません。また、内観初期の人であれば、質問例を頼りにし過ぎて型にはめた内観になってしまう傾向にあります。でも心は無限大なんです。
自分でも深層へ入っていける一生モノのセルフ内観をするには自然と「自分の心の動きに疑問がわく(関心がわく)」この感覚が必要です。
「質問力」が爆上がりするコツ
内観ノートを書きながら、自分への質問がひらめくには
俯瞰(ふかん)
客観的な理解者の目線
感度(センサー)
違和感・不快感・不自然さをキャッチする
これらのスキルが必要です。その結果、必要な質問が自然と思いつくようになります。
この感覚は、お料理と似ているかもしれません😊。調味料も何も知らない、調理をしたことがない人でも、お料理に興味をもつと色んな料理を食べたくなる、色んな味に出会ううちに自然と舌が肥えて調理の腕が上がり、レパートリーも増える。レシピを観ても自分の好みにフィットした応用も利く。
内観の質問力も同じなんです。
どうすれば自分で内観出来るようになる?
当サロンは、クライアントさんが自然と内観できるようになる俯瞰力・感度を育成することにこだわっています。内観プログラムの中では「内観ノート質問例」もご紹介してますが、それより重視していることは
- 心の仕組みを知る(知識)
- 内観の意識使いを知る(実感)
- 心の反応に温かいスタンスで向き合う(在り方) です。
「セルフで内観ノートをしてもセッションを受けたときの感覚にたどり着けない」「書くのが苦手です」と言うクライアントさんも少なくありません。その場合は「やりたくなかったら、やらなくてOK」「やりたくなったらでOK」とお伝えします。
でも、二人三脚で内観しているうちにコツをつかんできます。やがて、ほぼ全員が自分から進んで内観ノートをはじめます。その理由は、
やった方がいいから、ではなく、やりたいから😊もちろん、自分で気づきに辿りつけるようにもなります。
ポジティブ誘導はしなくていい
コアな領域にたどり着く前に、不自然なポジティブ誘導をして一時的に晴れた気分になる。でも、結局はモヤモヤが長引いてしまうので、ポジティブ誘導してることに気づけるようになるとラクですよ😊
特に、思考がよぎる時は正直な感情から目をそらしやすいタイミング。
思考例
- ネガティブな感情を見て大丈夫?悪いものを引き寄せそう・・・
- まだモヤっとはするけど、○○と考えを切り替えるしかないよな
- 心と向き合っても意味ない気がしてきた
- 私は○○タイプだから、これ悩むのが当たり前
- 前世が○○らしいから、こういう運命なんだろうな
- ○○さんが言ってたから、こうした方がイイだろう
これらの思考は、
●納得のいく着地点が見えず不安、焦り、イライラ、恐れなどがわいて、納得できる落としどころを作り出そうとしている状態
●自分との一致感や内面的な「気づき」ではなく行動重視の願望達成に意識が向かっている状態
どちらかに当てはまることが多いです。それが悪いということではなく、その状態そのものも内観してあげましょう。
ポジティブ誘導の例
最も効果が出る内観の進め方
内観のやり方も、心の整え方も良い情報が簡単に手に入る時代。でも、結局は
「自分にフィットした内観」かどうか。
自分にフィットする内観に必要な要素
- 心の仕組み(知的理解)
- 生まれ持った体質・気質(個人の感性や質)
- 現在の体調・心境・状況(現実的な事情)
- 俯瞰力(客観性)
- 他者の事例(自分の独自性を把握)
内観で過去、現在、未来、どこに目を向けるにしても教科書にはのってない「あなただけのもの」を丁寧にくみ取りながら、その場に生まれたものに臨機応変に対応して心と向き合うことが一番大切です。
セルフ内観でよくある例
ちょっと違和感を抱きながらも、なんとなく内観してたら知らぬ間に自分の感性まで潰してた。
内観をしている途中で一人反省会になっていた。人を悪く思いたくない。内観しながらも他人に配慮してしまう。無自覚に自分の存在を下にしてグルグル思考のループに入ってた。
願いを書き出しても自分の本心なのかわからない。周りも認めてくれそうな願いを書いて何者かになろうとして自分を苦しめてた
自分の心理状態をわかりながら、優しく温かく内観する。そんな質問力・内観力を身につけませんか?ご興味ある方はサポート内容(こちら)をチェックしてみてください。