この記事はこんな人におすすめ
- 頭の中を整理したい
- 内観ノートのコツを知りたい
- 内観したい
コツを抑えて内観しよう
【内観ノートのコツ】
①感情に着目するコツ
- 自分の主観に集中して、外側に起きている事象に関するものを持ち込まない
- ネガティブな感情を観察する心の準備を整える
- 無自覚に目をそらしているような感情に正直になる
- ネガティブな感情が湧くことを否定批判しない
②感情を生み出している思考パターンを見抜き正確に言語化する
- 善悪・損得・道徳などを一旦横に置く視座を持つ
- 沸いている感情を俯瞰的に見て「なぜこの感情が湧くのだろう」と自分の心の反応に問いを立てる
- 感覚を感じ取ってニュアンスに合致した言葉に落とし込む
③思考パターンを生み出した記憶に気づく
- 子ども心を大切にするかのような優しい視線で自分の欲求に耳を傾ける
- 何が叶わなくて心を痛めていたのか汲み取る
- 理性や常識で考えた解釈を持ち込まず、感覚に意識を向けて感じ取る
内観が上手くいかないパターン
内観のコツをつかむためには「うまくいかないパターン」を知るのもポイントです。
【内観が上手くいかないパターン】
- 優しい内観になってない
- 自分の内面に意識が向かってない
- 表面的な内観で終わってしまう
これらも、もう少し分解して解説していきます。
①優しい内観になってないパターン
- 自分の内面を直視するのが怖いのに、その怖さを解消してない又は強がってしまう
- 上手くいかない自分や、不本意な自分を批判的にとらえている
- 理想的な変化に執着してしまう
➡この状態は、内観をしているようで実は内観のスタートラインに立ってない状態です。内観をスタートさせるには、心に取り組む姿勢・体勢を整えることが内観の効果に直結します。
②自分の内面に意識が向かっていないパターン
- 願いが叶う状態を引き寄せようとして期待通りの所に落とし込もうとしてる
- 状況を好転させることへの強い意欲が、心のブレーキの観察に至らせない
- 過去の記憶に引っ張られて感情に没頭してしまう
- 思い通りにいかないことへの怒りに没頭してしまう
➡この状態は、他人や状況を思い通りに変化させることが出来なければ苦しみから脱出できないような焦り、不安、辛さにとらわれやすくなっている状態です。内観を妨げる囚われから解放されるには、心の仕組み添った内観をして納得感を味わいながら気づきを深めていきましょう。
③表面的な内観で終わってしまうパターン
内観は心の奥がジンワリするような深い気づき、感動、目覚めを体感する自己探求の取り組みです。だからこそ、一時的で表面的なストレス解消だけで内観をやめてしまうのは非常にもったいないです。
私達はこの現実の中を様々な心の反応を起こしながら生きているわけですが、その心の反応に意識を向けて内観するたびに自己理解が深まり、自分らしさを実感し、大切にしていくことが出来ます。
「全ての出来事は自分を知るための素材である」「自分を知ることが人生の目的」これは私の師から頂いた言葉で、今も度々この言葉に立ち返ります。メンタルケア・ストレスケアは心を穏やかにするだけでなく、心を痛めたからこそ実感する気づき、温かさ、尊さ、感動を深めていけます。そして、その温度にアクセスできるのが内観の醍醐味であり、内観サポートをさせていただいてるお客様に感動を頂いています。
お客様の声