内観しても
自分へのダメ出しで辛くなる・・・
自分の本質部分に触れたいのに
なんかしっくりこない・・・
それは
自分自身と向き合う時の「スタンス」
つまり、内観の「在り方」を見直すときかもしれません。
「やり方」より「在り方」で変わる
心を整えたいとき、もっと成長していとき、
世の中にはポジティブな未来を引き寄せたり、目標を達成し理想を叶えるめの方法があふれています。
そんななか、変化を求めている時ほど「どうすれば変わるか」=「変わる方法」にとらわれ過ぎてしまうこともあります。
でも、なんかしっくりこない時は、方法論ではなく在り方に注目してみると、新たな発見があるもの。
内観のやり方より「在り方」で変わる
内観効果を最も実感するポイントとして、私は「在り方、知識、習慣化」が必要だと思っています。
土台となるのは「在り方」。
内観の在り方とは、温かく丁寧に心と向き合う姿勢です。
ポジティブな未来を引き寄せたり、目標を達成し理想を叶えることはもちろん大切なことですが、そこばかり注目すると、心と向き合うことが
理想が叶う〇〇のやり方
〇〇を手放す内観のやり方
〇〇タイプのノートの書き方
〇〇がわかる自分への質問の仕方… など
「やり方」ばかりに傾倒し過ぎて、教科書には載っていない自分独自の心の機微をくみ取るプロセスが、薄っぺらくなってしまいがち。
内観するときは、以下の点を意識してみてください。
- 今の自分が感じている感情や状態をそのまま受け止めることに意識を向ける
- 自分の内側にある本質的な部分に気づくことに意識を向ける
- その手ごたえに過剰な期待を持ち込まずに、「ただわかってあげること」だけに意識を向ける
心と向き合う丁寧さ、温かさで自分自身に深く寄り添い、その静けさから湧き上がる喜びが深い気づきや本当の満足感に導いてくれます。
もしも、未来や理想だけに意識を向けて、ネガティブな感情や葛藤をおもんばかる姿勢が無ければ、「自分と向き合う手法」がどんなにすばらしいものでも
- 自分と向き合ってるけど、同じパターンを繰り返してる
- やってるのに変わらない・・・
- 何やってんだろ、私…。
こうしたグルグル思考が始まってしまいます。
【セルフコンパッション】温かく優しく、自分と向き合う
セルフコンパッションとは、「自分を責めずに優しくする」心の態度のこと。元々は、仏教の教えの一部でしたが、今では心理学で「自分を大切に扱う」ための考え方として知られています。特に、自分が失敗したり、悲しいときに「ダメだ」と批判するではなく、「大丈夫、人間はそういう時もある」と優しいスタンスでネガティブを受け止めてるようなイメージです。
当店では、自分の心と向き合う内観には、セルフコンパッションの温かい在り方・姿勢が必須であると考えています。
それって自分を甘やかすこと?と誤解されることもありますが、
自分を甘やかす=自分の力を疑い、放棄し、他責的になること でなく
自分と向き合う=自分を受け入れ、自己理解して、安心と気づきによる成長を促しましょう。
温かく自分を見る感覚とは
温かく心と向き合う感覚を解説します。(イメージとして受け取って下さいね☆)
ご紹介するシーンを思い浮かべながら読んでください。
まずは、「他者に対して温かいまなざしを向けている時の感覚」を思い出してみましょう
大切な人の悩みを聞くときの感覚
例
- 相手の気持ちを否定せず聞いてあげたくなる。
- 辛さを抱えている相手を温かく見守り、寄り添いたくなる。
- 誰かと比較して追い込んだり、型にはめて決めつけずに、相手の心を受け止めてあげたくなる。 など
つぎは、自分がの感覚に意識を向けます。
人と意見が合わないときのモヤモヤ感を思い返して、つい相手に合わせ過ぎてしまう時の感覚をイメージするとどんな感覚を思い出しますか?
相手を優先して、自分が折れる時の感覚
例
- 納得いかないけど、私が受け入れれば丸く収まるだろう…
- イラっとするけど、悪気はないだろうから飲み込もう…
- 違和感あるけど、私が間違ってるんだろうから…
つぎは、自分のモヤモヤやイライラを無理やり振り払おうとする感覚を思い出してみましょう。
心の反応にダメ出しする感覚
例
- 別のことを考えて、思い出さないようにしよう(考えてもどうせ無駄だし)
- 何で私って、いちいち気にしちゃうんだろう・・・(これがダメなんだろうな)
- 傷つきやすい私がダメなんだよな(理解されず心細くなる)
他者に優しい目線を向けている時の感覚と、自分に厳しい目を向けている時の感覚の違い、イメージ出来ましたか?
自分と向き合う時は、他者に寄り添うときのフラットな温かい目線で、自分自身の心を見ます。
自分に対しても温かいまなざしを向けていますか?
特に、心の影の部分=ネガティブな感情・心の癖に着目して「こう感じているな」と観察します。
テンプレートでは、あなたを語り切れない
感受性が強い方や思慮深い心の機微が多い場合、一般的なテンプレートや理論に当てはめきれないものが多いです。
教科書通りのやり方や、他人の成功論に自分を当てはめる必要はありません。
「自分自身のリアルな心の動き」に全集中し、深層にたどり着くプロセスを大切にしましょう。
心の変化・気づきに至る
湧き上がる感情を否定しないだけでも、気持ちがちょっと軽くなります。
でも、それだけでは根本的な解決にならないこともありますよね。時間が経つと同じモヤモヤを繰り返してしまうのは誰もが経験したことがあると思います。
心は層になっいて、内観すると表面的な感情処理だけに留まらず、深層にある無自覚の葛藤や、未解決の感情、自分を苦しめてしまう固定観念などを癒したり手放していくことができます。その変化は「気づく」ことでその実感を得られます。
こうした内面的な変化は、自然と外面的な変化ももたらします。人間関係や仕事のなど自分自身の心が変化することによって、現実的な悩みも結果的に良い影響が出ることが多いです。
内観のきっかけ
「このままでいいのかな・・・。」どうやって自分を変えればいいかわからず、自己啓発やビジネス系の情報を見て一喜一憂していました。でも、もっと自分の中身を深く向き合えないと何をしても同じな気がして、内観を学びました。
変わったこと
自分の傷や、本当にやりたいことに気づけるようになりました。今までは「行動を起こさなきゃ」というプレッシャーに悩んでいましたが、自分の気持がわかると、心の奥が納得してジンワリ温かい自信が湧きます。
「行動出来てない自分はダサい」という自己暗示からも解放され、自己犠牲的に頑張るのではなくやりたいことで貢献することが増えました。
また、休むことの心地よさもかみしめるように味わってます。何のためにこの仕事をしているのか一番大事な目的がわかったら、何に力を注げば良いかはっきりして、以前のように休みの日も仕事の準備に追われなくてもパフォーマンスが上がってるのを実感します。
自分で在ることに安心できる。堂々と、自分の温かさを自分にも他者にも発揮する。そんな心の変化を求めている方は、細やかな心の機微を一緒に温かく内観しませんか?
▼温かく自分と向き合う
自分と向き合う力が人生を変える
自分に優しくなる力を育てる
▼内観力を高める
内観(ノート)のやり方。効果が出るコツは「自分への質問力」
▼スピリチュアルと現実のバランス
内観ってスピリチュアルなの?