✔もっと自然体な自分を出してもいい気がする
✔本当の自分を隠してる気がする
✔意欲はあるのに進めない
それなのに
出せない、言えない、合わせ過ぎるモヤモヤを繰り返してしまう。
そのとき
自信ない
たぶん私が悪いんだろう
迷惑だったらどうしよう など
「どうせ本当の自分は受け入れてもらえないだろう」という不安と戦っていませんか?
この記事は、一時的に感情をスッキリさせる方法ではなく、「なぜ殻を破れないのか」という心の奥に気づくための内観ヒントを書いています。
知らぬ間に自分の殻ができている
こんな感覚、ありますか?
- 自分を抑え続けてきた疲労感
- 存在そのものが受け入れられないような孤独感
- 正直な気持ちを出すよりも、「出しても大丈夫な感情」や「喜んでもらうための自分」であろうとしてきた
我慢せざるを得なかった経験や、諦めた方が心が保てる環境など、様々な「傷つき」が知らぬ間に自分を閉じ込める殻となってしまうことがあります。
殻は心や身体を守るために必要な働きであると同時に、制限にもなる。その制限が苦しくて自分の殻を破りたい前向きな気持ちがあっても、あまりにも「殻を破っても受け止めてもらえる」という希望的な発想がわかない心理状態だと、「殻を破らないようにするためのブレーキ」が強くなります。
心のブレーキをやわらげるには
ブレーキは様々な形で起こりますが、わかりやすいのが不安や恐れの感情や思考。「自分なんて」「どうせ分かってもらえないし」という気持ちの高まりでブレーキをかけます。
もしも、「自分を出しても結局傷つく」と思ってしまう、変わりたいのに変われない無力感がわくときは、ネガティブな感情や思考に飲み込まれやすい=ブレーキ作動中かもしれません。
でも、大丈夫。ブレーキが働くこと自体は悪いことではありません。むしろ自分を守るために必要だった働きがしっかり動いてくれている証です。もどかしさを批判せず、「もどかしいなぁ」と受け止めてOK。
そして、意識的に「この感情や思考にのまれそうになってるな」と把握をしてから➡無理なく丁寧に心を整える。このステップが大切です。
自分の殻を破る内観
殻を破る方法は「こうやれば変われる」という単純なものはありません。その理由は、人それぞれの過去や心の景色・状態が全く違うからです。
だからこそ、自分の状況に合わせて丁寧な寄り添いが必要です。
まずは、自分の感情や意見を表(外)に出す方法を考える前に、表に出せない理由を優しく自己理解しましょう。「殻を破りたいのに、そうできない精神的負担」を自分自身が把握していきます。
そのときの注意点は
- 自分を批判的に観察しない
- 誰かを責めるように自分をなぐさめない
自責も他責もしないで、
自分の心が感じている負担はどんなものか言語化したり、辛さのニュアンス・非言語的な重みを丁寧にくみ取ってあげるようなイメージで自己対話してみてください。
不安・負担を感じやすい状態
警戒心も高まりやすく、状況の変化や人との交流も刺激が強く感じ負担に感じやすくなります。
慢性的な緊張やストレス状態によって、反応を調整するはたらきが低下して「危険ではない刺激」も怖いことのように感じる時もあります。
↓ その結果
行動、言動を制限して
↓
自分を表出しない=殻に閉じこもる状態が続くこともあります。
Q:自分で自分の制限をかけているとわかっていても、気持ちの整理ができない。思い込みを手放して自分を自由に開放したいのに、どうやって思い込みを手放せばいいのかわからない。
A:思い込みを手放せない理由は、「思い込みだと理解してる」でも「思い込みだなんて思えない体感」が定着しているからです。これは頭の納得と心や身体の納得が一致しきれてない段階でよくあるもどかしさでもあります。
もどかしさと焦り
- ネガティブなグルグル思考が起こりやすい
- 人目が気になりやすい
- 他者との繋がりや、起きている出来事、自分の言動や行動が高いハードルのように感じやすい など
心のブレーキ、自分の殻は「感じ方」にも特徴が現れます。傷つきの影響によって感じ方が癖づいている場合、意識的な考え方や気合の問題として片付けると無力感・無効力感で苦しくなることも少なくありません。
心の仕組みとして理解し、客観的な把握をしながら丁寧に寄り添うことで、不安や傷つきが変化し、前向きで自由な感覚も取り戻しやすくなります。
例「断りたいのに断れない」
断ることが自分にとってどんな負担を負うものなのか自分に聞いてみましょう。
「信頼を失ってしまうかもしれない」
「ガッカリさせたら申し訳ない」など
相手の反応に不安を抱いてるかもしれません。
と同時に
「勝手な想像でレッテル貼られるのが怖い」
「いじけて陰口言われるかもしれない…」など
ネガティブな連想も働いて警戒的な心の反応をしているかもしれません。
他にも、
「いつもお世話になってるから恩返しがしたい」
「相手のご好意だから断るなんて失礼だ」など、
相手の気持ちをおもんばかりたくて断れないのかもしれません。
と同時に、
「自分はいつまでも無力で情けない」
「自分の力では何もできない」など
心の土台が揺らぐような不安や恐れを感じているかもしれません。
※ここに書いた内容は一例に過ぎません。ここに書かれている例に当てはまらない場合は記事の内容に寄せなくてOK。自分の感覚が大切です。
自分の殻を破るには
日常の中で、「どうするか」のまえに「どう思ってるか」「どうしたいか」を自分に聞くことを意識してみる。
一見地味で、即効性のある変化は感じないかもしれませんが、自分に聞くスキルが身につくと、不本意に自分を押し殺す癖を減らし、自由な選択・表現ができる感覚を取り戻すことが出来ます。
- 自分の意志で選択できる感覚
- 自分の意志で行動する感覚
- そんな自分を他者に見られても大丈夫と思える感覚 など
殻を破るにあたって様々な感覚を優しくジンワリ取り戻すことが出来ます。
※どんな感覚を取り戻せばいいのか、人によって異なりますので、個別でサポートさせていただいてます。これまでの傷つきや正直な心の声をゆっくり丁寧に向き合って自分に合った歩幅で変化を実感していきます。
魂の声を大事に生きたい人へ
自分をわかってあげるほど、自分との信頼関係が深まります。
自覚している感情だけでなく、その奥にある感情、さらに奥にある感情と深部に触れるほど深い納得や安心感がわいてきます。
表面的な欲求を満たすだけでなく、心の奥でうずいている言葉にしきれない情熱や希望を満たしたいと思う人は、満たされなさ、物足りなさ、譲れなさと表裏一体で自分哲学のような温度感を持っているかもしれません。
だからこそ傷つき、苦しみ、悩んできたものもあるでしょう。
「何が本当の自分なのか」「殻を破ってどうしたいのか」を考えても、つかめそうでつかめない何かがあるときは、ネガティブな感情や過去の傷つきを受け止め丁寧に向き合うことで
- 心にフィットする一歩を見出せる。
- 自分の神髄に沿った歩みが出来る。
そんな、気づきに出会います。私たちの気づきの力はとてつもなく偉大。迎えに行きましょう。この記事は、あくまでも心に目を向けるきっかけに過ぎません。実際には、殻の熱さや心の奥の声の出方は一人一人のプロセスがあります。
「無自覚・無意識=潜在意識」の部分は、自分だからこそ気づきにくい部分でもあります。セルフの内観では難しいと感じたときにはサポートさせていただきますね➡スピリチュアルではない視点で心の見方がわかる内観セラピー