こんなお悩みありませんか?
- いつも人に譲ってばかりで、気疲れしてしまう
- 仕事もプライベートも悪くないのに、自分に厳しく、常に不安を感じる
- 乗り越えたはずの心の傷が、後遺症のように残っている
自分と向き合うことが必要だと分かっていても、どう始めればよいのかわからなくてイライラ、モヤモヤを繰り返す…そんな自分を抜け出したい方へ。
この記事は
「自分が変わるしかない」と思っていても、自分との向き合い方がわからない時に役立つ内観のヒントを書いています。
自分と向き合うとは
自分と向き合うとは、単に何を反省してどう行動を変えるか、だけではありません。
例えばこんな感覚になることありませんか?
- 心に関する情報をみても、しっくりこない
- 人に励まされても、納得しきれない
- 「イライラ」「モヤモヤ」「グルグル」に終わりがない
繰り返す重い感覚は、表面的な感情処理や行動の変化だけに焦点を当てている限り
一時的な気分転換を繰り返して、納得いく解決にたどり着けないことが多いです。
本当の意味で自分と向き合うには
「向き合うスタンス」からはじまります。
セルフコンパッションが本質的な気づきへの扉
セルフコンパッションという言葉を聞いたことはありますか?
教育現場やビジネスパーソン向けの研修などにも取り入れられている概念です
セルフコンパッションとは
自己批判せず、自分を思いやり受け入れること。自分の弱さ、未熟さに対して批判や否定をせず、理解・共感・受容するスタンスを意味しています。
セルフコンパッションを一時的な行いとしてでなく、在り方として習慣化する。心の揺らぎに対して、軽んじたり甘やかすでもなく、温かく自分を俯瞰した自己対話が自然と内側からわき上がるからこそ、本質的な気づきに至る。
これが、私の内観サロンの軸となっている考え方です。
自分と向き合うときは、セルフコンパッションのスタンスで自分自身のネガティブな感情に耳を傾けてみてください。これは、シンプルで簡単なようで実は非常に奥が深いもの。
私達の心の中は、沢山の感情と思考が混ざり合っています。サクッと整理がつけばいいですが、そうはいかないこともありますよね。
そんな心境でも、他人の話なら時間と作って優しく聞いてあげたいと思える。でも、自分のこととなるとどうでしょうか。「こんなことで悩んで情けない」「考えすぎないほうがいい」と言い聞かせてしまうこともあります。
こんな経験ありませんか?
想いをもって真剣に取り組んでいることが、なかなか上手くいかない時、「もっと自信を持てばいい」と自分を鼓舞しても、抱えている不安は和らがない…。
そんな時、自分の事情も弱さも温かく受け入れ、信じ、共に歩もうとしてくれている先輩が、優しく静かにうなずいてくれた。それだけで、「ひとりじゃない」と思える。その安心によって本来の力を取り戻し、勇気が湧いて、立ち上がれたりします。
こうした温かい姿勢を、自分が自分に向けましょう。
正論を突きつけたり、どこかで読んだような聞き慣れた言葉で片づけない。
リアルな自分の心の声を丁寧に聞いて、理解することが「自分と向き合うこと」だと思います。
セルフコンパッションのやり方
セルフコンパッションで内観するやり方をご紹介します。
内観を深く進めるやり方は別の記事に掲載しています。ここでは、深く進めていく前段階の解説となります。
丁寧に心の状態を把握しましょう。
①向き合うポイントを具体的に決める
「イライラ・モヤモヤする自分と向き合いたい。」と思っているとしたら。
イライラ・モヤモヤの根元にある「よくある状態」のなかから、特に向き合いたいポイントを具体的に決めます。
例えば
- 一生懸命説明しても、相手に伝えたいことが伝わらなくてイライラする
- 相手を責めたくはないけど、自分も間違っていない気がしてモヤモヤする
- 私が我慢すれば丸く収まるんだろうと考えて、むなしくなる
さらに具体的な感覚に絞り込みます - 腹が立ち過ぎると言葉に詰まって何もしゃべれなくなる不快感
- 本音を言おうとすると涙がこみ上げてしまう瞬間の感覚
- 「どうせ私が言っても意味ないし」と納得できないまま諦める感覚
②感覚に意識を向ける
具体的に絞り込んだ感覚に意識を向けて、感じてみる。ここで、「思考を手放して瞑想するように…」と意識しなくてOKです。
単純に「この感覚ってこんなに嫌な感覚だったんだなぁ」「敢えて感じてみると悔しかったし悲しかったんだなぁ」など、改めてニュアンスを再確認しながら感覚を味わうイメージです。
もしも、丁寧に感じてみて新たに発見した感覚があれば、紙に書き出してみましょう。
③次のステップに進まない
感覚を感じたあと、すぐに「じゃあこれをどう行動に移すのか」「どう改善していくか」に進まない。「これを感じていたんだね」と自分に理解を示すことに集中します。この「ただ、わかってあげるだけ」の在り方を大切にしましょう。
すると、
- 今まで、どれほど感覚に意識を向けていなかったか
- 何が正しいかだけで罰していたか
- 心の本音に耳を傾けていなかったか
など、自分を観ていなかったのだと実感するかもしれません。
そのほかにも
- こうしたかったんだな
- こうしたくなかったんだな
- これが嫌だったんだな
- これが嬉しかったんだな など
解決や答えを求めているわけではない、シンプルな「想い」に気づくこともあるでしょう。
このように、目を向けていなかった心の景色や想いを自分がわかってあげるからこそ、自分との繋がりを深め、本当に納得のいく気づきに至り、心の傷跡がケアされます。そして、深く温かい気づきは、自分だけでなく他人に対しての思いやりや、貢献意欲を最大化します。
セルフコンパッションで内観した変化・実例
より深い心のケアと才能の再確認
クライアントAさんは、幼少期のハードな環境から、心の癖や感情の抑えきれない衝動を抱えていました。パートナーからの指摘やセルフ内観をによってそのことに気づき、より深いケアを求めて内観プログラムを始めました。
心の癖は改善する必要がある辛いものですが、向き合うスタンスとしては「ダメなもの」としてではなく「理解を深めたい対象」として耳を傾けます。仕事でも十分活躍し、今現在トラブルが起きているわけではないものの、サバイバルしているような緊張と警戒心が心と体にしみ込んだ状態で全身全霊頑張ってきました。
心や体にしみついている過去の傷に必要なアプローチをして、「安心感」が現実のものへと変わったと同時に、心の基盤を再構築し、自分の才能を再認識している日々。
子どもの頃から好きだったことを活かしてお仕事をされてきたこともあり、既に満足していますが
より明確に自分の本質的な目的、オリジナリティが明確になり、自分本来の姿で在る奥深い感動、誇りとなりました。様々な可能性を再認識したBさんは、「ただ自分をわかってあげること」の重要性を日々実感されています。
自己理解がチームメイトの理解・応援に繋がった
クライアントBさん。仕事と家庭を両立させる忙しい日々の中で、優しく思いやり深い性格から、常に周囲を気にかけています。忙しいからこそ、自分自身をケアする時間の重要性を感じ、内観サポートを取り入れました。
内観を通じて「わからない」という感覚が、自覚していた以上に強いストレスとなっていたと気づき、それが他の場面でも起きていたことにも気づきました。
この気づきにより、職場でチームメイトの悩みを感じ取り、具体的なサポートを提供することで、チームメイトが進んでご自身の仕事を進めやすくなったそうです。
Aさん自身も「これが私らしさだ」と自分の本質的な目的に気づき、その温かさを広げ貢献されています。
リバウンドの無い深い気づき「もう自分を責めない」
クライアントCさんは、ご自身が心や体のケアをする立場で忙しく働いている治療家さん。
研究熱心で思いやりに溢れ、患者さんから信頼されていますが、得意でない分野に直面すると委縮してしまう傾向があり、内観を始めた頃は自己否定や不安がテーマでした。内観を通じて、「かき消したい嫌な感情」「こんなこと思ってはいけない」という感情も、ひとつひとつ丁寧に寄り添い耳を傾けると、温かい涙があふれるような気づき、感動、自分自身の愛にたどり着くことを何度も経験しました。
「もう自分を否定したくない」という想いが深く腑に落ちてからは、どんなに揺らいでも自分の軸に戻れるようになったと語ってくれました。
セルフコンパッションを人生に取り入れましょう
自分と向き合う力は、人生を変えます。
これは、大げさな例え話ではありません。気づきの力はそれほど強力す。気づきに至れば自己変容するのはごく自然なこと。
当店独自の内観法が、クライアント様にとって色濃い経験となる理由は
形だけのマインドチェンジや、セラピストからの助言にリードされるだけではなく
二人三脚で一緒に内観しながら
クライアント様ご自身が
温かいスタンスと気づきの力で自分を癒し、育み、愛のエンジンを発動されるからです。
「過去は過去、今を生きることが大切だ」と思いながら、心の傷を癒せないまま頑張り続けるのは大変です。
紙に書き出だす方法を習得しても、納得いかない違和感を「すべて自分が選んでるから、イヤなら手放せばいい」だけで片づけてしまうと心の解決にならない。
そんな想いがある人は、セルフコンパッションを実践する内観プログラムの内容をチェックしてみてください。
プログラムの内容をご確認いただいた方は、体験相談をご利用いただくことで、この記事でご紹介したセルフコンパッション「丁寧な姿勢で自分の心と向き合うこと」を一部体験していただけます。
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