内観の掘り下げ方法・ よくあるQ&Aと実践ヒント

内観をする際に、感情や思い込みを深く掘り下げるプロセスは非常に重要です。
しかし、この掘り下げを進める過程で、疑問や課題を感じる人は少なくありません。

この記事では、その疑問に対する考え方と、より深く内観を進めるためのヒントをお伝えします。

 

どこまで掘り下げればよいのか?

内観は、自己対話であり「ここまでやれば終わり」という明確な基準はありません。
大切なのは、自分の心の反応を丁寧に感じ取り、無理に答えを探そうとしせず、自然体でフラットな意識で内観することです。

もし「これ以上掘り下げても何も出てこない」と感じたなら、それがその時点での限界かもしれません。無理に追い求めず、その限界を受け入れ、また問いが立った時(自問・違和感を感じている時)に再開しましょう。

※問いが立ってない状態のときに内観しても、本質的な自問自答にはなりません。内観する必要性を感じつつ、自問が生じていない状態で「内観しなければならない」と思い込んでいる場合は、その思い込み(や不安や恐れ)に気づくことが大切です。

 

正しい掘り下げ方がわからない

内観を深めるコツ ABC理論

一般的によく言われている内観のやり方は「どうしてそう思うの?」「いつからそう思ってるの?」
「これからはどうなりたいの?」などの自問を繰り返します。

自問自答の結果、過去から現在までの捉え方を自覚し、そこから未来の自分を選択していくことができます。

しかし、実際に内観してみると以下のような思考で止まってしまうこともありますよね。

  • これ以上悩んでも仕方がないけど、不安が消えなくて動けない
  • 何度も同じような悩みを内観してるのに根本解決しない
  • 自分が望む選択をすればいいだけ。でもそれが出来ないことが悩みなんだよな・・・

 

内観は「正しい」掘り下げ方にこだわる必要はありません。

テンプレートに当てはめて内観を行うと、掘り下げるタイミングが早すぎて、悩みを複雑にしてしまったり、不自然なプラス思考に無理やり誘導してしまうというご相談も少なくありません。

当店では、内観をスムーズに進めるための準備運動として、まず自己対話がスムーズに進むための予備知識をお伝えしています。その上で、

細かい手順や方法をあえて決めず、自分自身との対話を深める「感覚」を育てることが掘り下げのコツです。

掘り下げの感覚が育つと、どの記憶や感覚に焦点を当てると発見があるか勘が鋭くなります。自分の中で生じる微妙な違和感や身体の感覚を丁寧に感じ取ることで、自然と掘り下げが進んでいきます

※勘が働いたとき、それを裏付けるように予備知識があることで
直感的で型破りでありながらも、理性や品性を逸脱しない現実味のある内観ができるようになります。

 

深い感情に触れてしまう恐怖

掘り下げを進めることで、過去のトラウマや強い感情に触れてしまうのではないかと怖くなったことはありませんか?この恐怖心がわくのは、ごく自然なことで誰にでも起こり得ます。

個人差はありますが、場合によっては不用意に触れない方が良い記憶や、掘り下げる前に準備が必要な固まりが存在することもあり、注意が必要です。

セルフで行う内観に限界を感じたときは、サポートを受けて不安や恐れに伴う「重さ」を丁寧にほぐしましょう。

※恐怖を感じた時は、無理にその感情に突き進まず、一旦距離を置いたり、必要なアプローチを取り入れながら、安心・安全の感覚を育てつつ内観しましょう。

▼内観の事例をご紹介している記事(Instagram)
「いつも何となく不安」これ、軽くなります

 

 

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