「内観すれば現実が変わる」と聞いたけど、それってほんと?
内観してるのに、変われないのはなぜ?
そんな疑問をお持ちのあなたへ
内観で最も変化を実感しやすいのは、「心の状態」です。心の状態が変わるということは、感じ方や考え方が変わるだけでなく、無意識的にも注意や関心の向き方(意識の方向性)が変化します。
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その結果、言動・行動にも自然と変化が起きて
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現実に良い影響が出ることが多いです。
内観しても「変わらない」と感じる理由は、様々なブレーキが発動しているから。
無意識ブレーキの例
- 感情のブレーキ(例 感情を感じられない)
- 気づくことを止めるブレーキ(例 内観が進まない)
- 変化を止めるブレーキ(例 行動できない)
- 行動を止めるブレーキ(例 無自覚のトラウマ)など
自分を変えたくて内観しても、どんなブレーキがかかっているか気づけない。これが内観しても変われない理由です。
内観効果を得るには、内観中に起こるブレーキの存在に気づくことが必須。
この記事では、「ブレーキの例」をご紹介しています。
見えない内観ブレーキ
※ご紹介している内容はほんの一部です。
●何が起きた、誰がどうした、に焦点が向く
内観しているつもりでも、知らぬ間に「落としどころ探し」になっている状態。外部に意識が向いていて、潜在意識に向かう内観が中断し、進みにくい状態です。
●感情がわいてる真っ最中
感情が「わく自分」の感覚は自覚できる。でも、それを「見る視座に立つ」の感覚をつかめない状態です。見ているつもりなのに、感情が消えてくれないもどかしさがわいてしんどくなることも。
●悩み、辛さ、不安を受け止めきれない
心の中に消化しきれていないものがあること自体を認めきれず、心と向き合う心の準備が必要な状態。自己批判してでも冷静さやをキープしていないと心が崩れてしまいそうな不安や怖さでイライラしやすい状態でもあります。
●本当の気持ちがわからない
自分は何を望み、何を嫌がっているのか、ピンとこなくてどうしていいかわからない。どこを突破口に向き合い、変われるのかつかみにくい状態です。
●外部情報の影響
外部情報や周囲に合わせたり、共感しているうちに、自分はどう思っているのわからなくなる。不安が強く、藁にもすがる思いでスピリチュアルメッセージに依存的な期待を持ちやすいときもあります。
その他
●思いたくないこと、想像したくなことへの警戒
心の奥にある感情、本音に触れる怖さで、思考・行動・感情、様々なブレーキがかかることもあります。
●質問力の限界
自問が浮かばない。答えが思い浮かばない。新しい発見やひらめきもわいてこない。
●願望、欲求に蓋する癖
傷つかないように予防線を張って「求めない自分」をつくる
●義務感に縛られる
「こうでなければならない」と自分を縛ったり、理想化した自分を壊さないように本音を鈍らせる
●孤独感や空虚感
心のなかにぽっかりと穴が空いたような辛さ、長いトンネルの中にいるような苦しさ、自分と向き合う心の余裕がない。
ほんの一部のご紹介でも、こんなに沢山のブレーキがあります。どんなブレーキがかかっているのか、そのブレーキは本当に解除が必要なのか、だとしたらどうすれば解除できるのか。それは心の仕組みに沿った心の見方をして、個別の心理状況をしっかり観察してみて初めて分かることです。
内観は自分でもできるようになると一生使えるセルフケアのスキルです。でも、意外とセルフだけでは限界があるのも事実。セラピストでさえ自分自身の無意識にアクセスするには限界があります。
自分自身の心を見つめたい、もっと丁寧に自分をわかりたい。そんなタイミングの方は、一緒に内観ライフを始めましょう。内観セラピーのご案内はこちら