この記事はこんな人にオススメ
- 内観したい
- 内観のコツをつかみたい
- 内観しても苦しくて続かない
内観力を上げる意識の使い方
内観において重要なのは意識です。内観とは文字通り「自分の内側を観る」ということですが、実際に目に見えるものではなく心の目で見つめるわけなので感覚的に理解していくしかありません。
内観力を上げるためには原点に立ち返ると意識をすること。原点とは「自分を観る」ということです。
「自分を観ること」だけに集中すると、自然と「この心理状況をわかりたい、わかってあげたい」という意識状態になります。自分を説得したり何かを思い込もうとせず、在るがままの心の状態をわかりたいと想いを寄せる姿勢が内観力を育てます。この姿勢さえあれば、内観サポートをする際も自分の内観をする際もスムーズになります。しかし
ついやりがちなのは、悩みやモヤモヤ気分を解消したいがために、自分が思いたいように寄せた思考に引っ張られてしまうこと。その他にも、どこかで聞いた情報やアドバイスを正しいことだと思い込むがあまり、自分の心の声に耳を傾ける意識が弱くなり、都合のいい答えに自ら誘導してしまったり、心の本音に蓋をしてしまうことも多いです。
こうした目的意識のズレはよくあることで、おかしなことではありません。ズレること自体が問題なのではなく、ズレに気づくことが大切です。ズレては戻る、ズレては戻る、この繰り返しをしているうちに自然と内観力が育っていきます。
メタ視点・俯瞰(ふかん)・客観視
私達は普段、湧き上がる感情や思考を感じていますが、その「感じている私=体験者の私」から少し視点を離して、「体験者の私を見る私=観察者の私」の視点に立つことで内観がスタートします。このふたつの視点の感覚の違いを体感的に理解するととても単純なことだとわかります。
文章では説明しきれませんが、俯瞰の感覚や内観のやり方を学びたい方は内観サポートをご利用ください。→体験相談
心の反応への理解
私たちはストレスケアの必要性を知っていながら、感情や心の反応への取り組みに非常に疎く、心の仕組みに関する教育も受けていません。昨今、スピリチュアルなことや、成功するための啓発ワークは多くの人が関心を持ちますが、日常的な日々の心の反応への取り組みは、よほど悩みを抱えていない限り関心を持つ機会すらないかもしれません。
内観とは自分を観ることであり、自分を観るとは本来の自分に目覚める意識です。そうした気づきが深まるのは心の中にある光の部分と影の部分、陰陽のコントラストから得た学びであり、影となる部分への寄り添いなしに深い気づきを得るはずもありません。内観は非常にシンプルでだからこそ奥が深いものです。カウンセラー志望の人でなくても、簡単な心の仕組みを知り、心の影に温かい寄り添いが出来るようになっていただけると嬉しいです。自分のオリジナリティを実感できる面白い学び。ぜひ、日常で簡単に活かせる心の仕組みに沿った内観をはじめましょう☆