変わりたい。
自分を変えるしかないことは
わかってる。でもー
前を向いても、行動を変えても
苦しくなってしまうあなたへ。
変化途中に湧き上がる苦しさは、未来の不確実による本能的な恐れとして「成長痛」のように解釈されることが多いです。「だから仕方がない」で片付けばいいですが、そうもいかない時だってありますよね。
「変われなさ」と「苦しさ」の心理的理由を具体的に見ていくと「 “悩み”として扱われないまま心の中にしまい込まれていた過去の傷」が表面化して苦しい場合もあります。
前向きに進んでいる自分をねぎらいながら、心の変動に寄り添ってあげてくださいね。
こんな感覚、ありませんか?
✔ 受け身ばかりの自分を変えて本音をもっと出していきたい。でも、思ってることを言おうとすると、自分の気持ちがわからなくなる
✔ 好きでやってることなのに、壁を乗り越えようと頑張りはじめると、心が置き去り(または遠ざかる)のようで動けなくなる
✔ 前向きに進んでいるのに、過去の感情に引き戻されそうになる
✔ もう前の自分とは違うのに、心の中がざわついて崩れそうな不安に襲われる
✔ 潜在意識、引き寄せ、脳、エネルギー、コーチング、心理学、内観、カウンセリング、色々やったけど、途中から「それはわかってるけど、できない」となって苦しい
湧き上がる感情の例
怖さ、不安、心細さ、焦り、無力感、反骨精神、悔しさ、自己嫌悪、罪悪感 など
表面化した心の傷と向き合うと、様々な気づきがあります。
価値観の再確認、傷の癒し、強み・個性・熱意の明確化など多岐にわたりますが
心の奥から無条件に湧き上がる安心感や、優しく背中が押されるような気づきが起こるのは、心の傷に向き合うプロセスの中。
「前」を見て進もうとしているのに、心の傷と向き合えば「今の自分の足元」「今に至るまでの足跡」を見せられそうで怖い、と思ったとしても自然なことです。
「変われなさ」の奥にある
心の傷を内観する
「これに気づきたかった」
「ここに気づかないと意味がなかった」
「こんなに変われると思わなかった」
私自身もそうですが、クライアントさんからは、心の傷と向き合うことで安心ベースの活力がわき、結果的に外面も変化したご報告をよくいただきます。
もしも今、変わろうとして過去の傷がうずいているようでしたら、心のブレーキを外そうとせず、ブレーキの必要性を自問自答してみてください。
心優しく、繊細で、前向きな、頑張り屋さんによくある「心の景色」の傾向を一部ご紹介します。あなたのこれまでの心の景色と、今の心境を照らし合わせて、自問自答のヒントとなれば幸いです。
例
✔ 現実を変えるには、自分自身が変わるしかないと思ってる。だから、自分なりに出来ることを積み重ねてやってきた
✔ 自分は心が強くないと思う。だからこそ、心の影も受け入れながら、繊細さを強みに変えて前向きにやってきた
✔ 誰立って心に傷があるのは当たり前。それを強みや優しさに変えたいと思ってる
これらの気持ちと表裏一体で、以下のような葛藤も強い
◇ 内側に沸き上がる熱量はあるのに、出そうとすると出口が塞がるような感覚で息苦しい。(求められることは必死に頑張るけど、自分が出したいものは出し切れない未達成感がある。)
◇ 自分の「好き」や「良かれ」が人に嫌がられそうで怖い(芯は持ちたいけど、グイグイ自分を押し出すのは好きじゃない。)
◇ 人に優しくありたい。でも、受け身で合わせてばかりだと物足りない(本当は私だって…)
こうして、頑張る力や秘めた思いが
時にアクセルになり、
同時にブレーキにもなる。
↓
傷つきや、誤解される経験によって
ブレーキが強化されてしまう。
↓
その結果、前に進むには強いアクセルを踏まなきゃいけないようなハードルを感じ
↓
そこにまたブレーキが、、、、。
「なんで私ってこうなの」と悲しくなったり、心が折れてしまう人もいるかもしれません。
行動力がないわけじゃないし、強い刺激を求めてるわけでもない。根底にあるのは、ただシンプルに「自分という生き物を生きたい」という純粋な思いかもしれません。
苦しい感情や、怖さを感じるときには、自分の歩幅に合う一歩を重ねることが結果的に変化への近道となります。表面化した感情が、敵ではなく味方だったことを思い出すと、頭で説得することなく「よし。大丈夫。」「そっか。わかったよ。」「これで行ける。」という安心と共に、静かで力強くエネルギーが湧き上がってきます。
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