普段は元気に過ごしているけど、急な不安が襲ってくる。その不安感情をどう対処したら良いかわからず更に不安を募らせてしまう・・・なんてことはありませんか?
不安と一言で言っても要因は様々。人間誰しも持っている通常範囲内の不安もあるし、自律神経など生理的な影響で生まれる不安、心配事・考え事・連想による不安、先天的な要因と掛け合わされて生じてる不安、など等。ひとつの要因だけ、ということはなく全てが連動し組み合わさって感情が生まれます。
この記事ではセルフケアとして日常に取り入れられる「不安の扱い方」をご紹介します。
最速で不安感情を軽くするには
不安に襲われるときって【不安➡重い➡早く不安な感情を消したい➡消えない➡焦る、困る、苦しい➡不安が大きくなる➡】といった感じで、どんどん感情の中に入り込んでしまうものですが、この入り込んでいく感情の流れをそのまま見届ける【観察の意識=俯瞰(ふかん)】が不安感情を最速で軽くする方法です。
観察の意識を持つコツ
不安に襲われている真っ最中に状態を観察するには、普段から観察する意識使いに慣れておく必要があります。というわけで、早速練習してみましょう。
まずは次の質問に答えてみてください。素早く答えてもいいし、じっくり自分の感覚を振り返ってもどちらでもOK。一番フィット感のある番号をひとつ選んでください。
Q,ここまでブログの内容を読んでどんな感想を抱きましたか?
- 興味深いブログ内容だと思った
- まだよくわからないな、という感覚
- 不安な感覚を思い出してザワザワしてきた
- なるほどな、と納得した
- その他の気持ちがわいた
選べましたか?OKだったら下を読み進めてください
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この質問は、【自分がどう感じているかを観察する練習】が目的です。番号を選ぶとき、自分の感覚を観察➡自分の感覚とすり合わせ➡選択しましたよね。ほんの数秒の間に【観察の意識=俯瞰(ふかん)】したのがわかりますでしょうか。
感情をあやつることは出来ない
反応を生み出す私たちは「今からこの感情を出そう」「出した感情を消そう」と魔法をあやつるようにコントロールしているわけではなく、出たものをどう扱うか、又は何が出る状況を作るかしか選べません。よく俳優さんが役作りで感情豊かに表現しますが、演じている時は役に没頭し物語を【体験している意識状態】、台本の内容をチェックしている時には【観察者の視点】なわけですね。
私達が不安を感じている時は、感情を心と身体で味わっているので当然苦しい、早くラクな状態に戻りたくなります。その時に敢えて焦らずどっしりとした姿勢で【観察者の視点=俯瞰(ふかん)】で観る。この意識使いに慣れると、不安だけでなくイライラ・セカセカする日常のストレスケアとしても非常に役立ちます。
深い所にアクセスする内観
ここまでは不安感情が湧いたときの対処法を書きましたが、不安の背後にある【苦しい感情を湧きやすくさせている根本原因】にはアクセスしていません。
自分の深い部分を知るには、もっと丁寧な観察や「今何か深いものに気づきかけている気がする、ちゃんとわかりたい」という意欲的な内省意識で優しく温かく掘り下げていく必要があります。心と向き合いたい時、気づきを深めたい時は内観がお勧めです。
この記事に書いた【観察の意識=俯瞰(ふかん)】の感覚が自分でやってもイマイチよくわからない、もっと心とちゃんと向き合いたい方は内観サポートをご利用ください。※サポート内容はこちら