「内観のやり方・ノートの書き方をネットや本を見て参考にしたけど、いまいちピンとこなかった・・・。」そんなふうに思うことありませんか?
重要ポイントをおさえると格段に内観効果を実感できるようになります。
まずは、
内観ノートが上手くできない、内観効果を感じない3つの理由
を見ていきましょう。
- 表面的な感情だけに注目してる
- 内観している最中に「自分の感覚」以外に意識の焦点がズレる
- 「こう思った方がイイだろう」と無意識に誘導してる
つぎは、
内観効果が上がり内観ノートがスムーズに進むポイント
- どの感覚に焦点を合わせると良いのかわかる
- 内観中によくある俯瞰(ふかん)できてない状態を自覚できる
- 自分に対しての質問力がある
では、効果的な内観ノートをするポイントをひとつずつ見ていきましょう。
どの感覚に焦点を合わせるのか
まずは「何に対して悩んでいるのか」「その悩みはどんな感情・ニュアンスか」感覚に焦点を合わせて具体化しましょう。
悩みを内観すると言っても心の中には複数の気持ちが混ざり合っています。表向きな感情もあれば、表に出さない感情もある。それらを丁寧にみて一つ一つ書き出す感じです。
自分で内観してる時は、仕事のモヤモヤ、人間関係のモヤモヤ、どこから手を付けていいかわからない状態でした。セッションで話を聞いてもらってるうちに、何に引っかかってモヤモヤするのか自覚出来きました。そこが私の内観スタートになりました。
悩みやモヤモヤを具体的に書き出せたら、それらの言葉から「どんな心の反応が起きているか」をくみ取って、自分の在りようを俯瞰(ふかん)します。
安心して引っかかってることを吐き出せたら、「私ってこんなに怒ってたんだな」と初めて気づきました。腹が立つと自分が辛いので、嫌なことも良い面だけをクローズアップして過ごしてると気づきました。「腹を立てるのが辛い」これが子どもの時から繰り返してるパターンだと気づいて、どうしてなのか、どんな感覚なのか、丁寧に質問してもらいました。根っこにたどり着いた時、ふわっと安心して涙がこみ上げてきて、自分をシバリから解放出来ました。
※細かいプロセスはお一人お一人異なります。
次は、大事なポイント「意識の動き」について。
自分の反応を俯瞰(ふかん)してない状態を自覚する
内観ノートを書いている時、心の奥にたどり着く前によくある落とし穴があります。それは
自分の感覚以外のものに意識がむかってしまう=自分の反応を俯瞰(ふかん)してない
例
- 自分の感情を内観しているつもりが、知らぬ間に【悩みの解決策】を考え始める
- モヤモヤした感情を書き出しながら【嫌なことを言って来た相手や言葉】を思い出す
- 【次会ったら何を言おう】と行動プランを考えはじめる
「考える自分がダメ」という意味ではないんですよ。ここでお伝えしたいのは「内観=自分の無意識に気づく」という別の目的意識が立ち上がると自分の無自覚に気づく感度が落ちる内観(ゆえに進まない)ということなんです。
自分の感覚以外に焦点を合わせ始めたら一旦リセットして、再度自分の感覚に焦点を合わせましょう。
悩みをスッキリさせて前に進みたいのに、自分の気持に気づくのが怖いと思ってました。この怖さは、ここまで私の小さな気持ちをすくい取ってもらわないと気づけなかった。でも、そのくらい自分にとって思い入れがある大事なところだと納得しました。
次は、内観経験がある方へ。
ノウハウ通りの内観では独自性をくみ取れない
この記事の冒頭では、内観ノートが上手くできない、内観効果を感じない3つの理由について以下の3つをあげました。
- 表面的な感情だけに注目してる
- 内観している最中に「自分の感覚」以外に意識の焦点がズレる
- 「こう思った方がイイだろう」と無意識に誘導してる
この3つは最も押さえておきたいポイントですが、もう少し内観経験者に向けた「効果を下げてしまう内観例」をご紹介します。
それは
- 掘り下げするタイミングが早すぎる(心の反応をもっと丁寧に扱ってOK)
- 心と向き合う抵抗感に気づかず、表面的な答え探しをしてしまう(不安・焦りが強い時に起こりやすい)
- ネガティブな言葉で気持ちを表現しているが、ポジティブな意味を指している/ポジティブな言葉で気持ちを表現しているが、ネガティブな意味を指している(こだわり・世界観・トラウマによる予防線など)
繊細さや複雑なかまりを感じて辛くなる方は、細管サポートを受けることをお勧めします。感覚的にコツをつかむと自分で行う内観もスムーズになります。
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