内観がダイエット成功の鍵:メンタルケアと身体管理のバランス

多くの人が美しさを求め、健康を改善するためにダイエットに取り組みます。しかし、若い頃のようにスッと体重が落ちてくれない、どれだけダイエットしても自分を好きになれない・・・これは多くの方が経験したことがあるお悩みですよね。

ダイエット成功の鍵は心。感情や自己受容が食欲やダイエットに影響を与えるというのは科学的にも研究・証明されています。今日は、「ダイエット」をテーマにしたメンタルケアについてお伝えします。

 

ダイエット中の感情に向き合う

ダイエット中、体重の変動に一喜一憂することはよくありますよね。しかし、この感情に着目し「なぜ体重が増えると嫌な気持ちになるのか」と内観する人は多くないかもしれません。

体重が増えて嫌な気持ちが湧く、その嫌な気持ちの奥は、自分が思っている以上の人生ドラマが詰まっています。例えば、体重が増えると、焦り、不安、苛立ちなどが湧きやすいですが、その感情の奥には悲しみ、悔しさ、寂しさ、恐怖などが隠れていることも多いんですね。

これらのネガティブな感情は、過去のトラウマ感情が関係していることもあれば、気に留めず蓄積した長年のストレスが限界のサインを出していることもあります。また、意外と多いのが過去の成功体験を失う恐れが起因となっている場合もあります。

体重計に乗って嫌~な重い気持ちになる時は、体重を記録するようにどんな感情が湧いているのかも観察して、感情の変動を把握してみましょう。

 

内観でダイエットの質が高まる

嫌な感情にのみこまれずに、落ち着いて感情の変動を観察・把握できるようになったら、今度はその感情の背景を内観してみましょう。

ダイエット中の内観例(※実際は個人によって内容や順番が異なります)
  1. 嫌な感情の把握
  2. 感情の背景を内観
  3. 嫌な感情の核心部分の発見
  4. 苦しみからの解放
  5. ダイエットの真の目的を自覚
  6. 喜びを満たすダイエットのスタート

こんなふうに、ダイエット中の感情やその背景も内観できるようになると、ダイエットにおける「真の目的」を自覚してダイエットの質が向上します。

 

ダイエット成功の鍵はポジティブな目的意識

ダイエットは、ポジティブな目的意識を持って取り組むことが成功の鍵。自分の可能性に喜びを感じながらダイエットに取り組みましょう。なんて、、、口で言うのは簡単ですが・・・実際は自分の容姿に対する嫌悪感や、劣等感でダイエットに取り組む場合も多いですよね。

こうした不安や恐れの発動は努力や忍耐には対応しやすいのですが、心や体をこわばらせやすくもあり、痩せにくいループを作り出してしまうことも。

その場合は、自分の可能性に喜ぶなんて夢見心地なことは言ってられない程真剣な気持ちがあります。だから、心にもないポジティブワードを無理に自分に言い聞かせる必要はありません。まずは、不安や恐れを感じながらダイエットしていることに気づいて、自分を労うことが出来るようになりましょう。自分の真剣な想いや頑張りを、自分自身で認めることはできますか?優しく自問自答してみてくださいね😊

 

ストレスと食事の関係

私達現代人は、日々忙しさに追われ、そのストレスや疲れを食べ物で発散することもありますよね。また、心と身体の緊張は糖分やアルコールを欲しやすくなることもあります。

それだけでなく、興奮や達成感を感じている時には、脳内の快楽と報酬系が活性化し(ジャンキーフードなどが快楽維持の助けになるため)食事選択に影響を与える場合もあります。

これらは人間の生理機能によって起こる現象なので、理性で強く律しても限界があるのは当然のこと。

つまり、もし暴飲暴食や過食に走ってしまう衝動があるとすれば、そうならざるを得なくなっている心と身体をしっかり分かってあげて、その原因に対して優しく対応する必要があるんです。ところが、ダイエットしている時って律する意識が強いため、その反対をやりがち。自分を厳しく罰することもよくあります。

ダイエット中に自分を批判する言葉例
  • 自分は何でこんなに卑(いや)しいんだろう
  • 何て醜いんだろう
  • これだからダメなんだ。またデブになる・・・
暴飲暴食の衝動を内観した例
  • 頑張りを認められない悔しさに気づいた
  • バカにされて当然だと思ってる自分に気づいた
  • 常に漠然としたプレッシャーを感じてることに気づいた

そんな時こそ、自分の疲れや頑張りを把握し、労ってあげましょう。

 

ダイエットが上手く行かない心理状態

ダイエットはメンタルケアと身体管理。心も体も、その時々で欲しているものがあります。大まかに2種類の欲求にわけるとダイエットが上手く行かない起因を理解しやすくなります。

1、健康や喜びを増やすための欲求

これはモチベーションが上がり前向きな気持ちで楽しく頑張りたくなる欲求です。

2、恐れや不安に対処対応するための欲求

潜在的な恐れや不安に対処するための欲求です。この欲求は満たしても満たしても、満たしきれないジレンマがあり、かといって我慢するとかえって強い欲求になってしまう特徴があります。

これらは、人によって内容が大きく異なります。自分にとって何が適切か否かも心身のコンディションバランスによって変動します。だからこそ、こうした心身の欲求に丁寧に耳を傾け健康的で適切なアプローチをしましょう。

 

ダイエットの難しさとは

こうして改めてダイエットと向き合ってみると、ダイエットの難しさとは、体重や食べ物よりも、自分を受け入れる恐怖の大きさと言えるかもしれません。

受け入れたくない容姿の例
  • あの人よりも足が太い自分
  • みんなより顔が丸い自分
  • 人一倍ぽっちゃりしてる自分
受け入れたくない自分の例
  • 孤独を感じてる自分だと思いたくない
  • 負けるのが怖い自分だと気づきたくない
  • 安心感に浸るのが怖い自分を認めたくない

自分を受け入れるとは、「今そう思った。今こう思ってる」と認めるだけのことです。「そう思ってる自分」を否定しない勇気を出す、正直でOKという意味です。

 

囚われのダイエットからの脱却

○○すれば理想に近づけるかもしれない、○○になれば理想を失わずに済む、という「囚われ」が苦しいダイエットを作り出し、その歯車の中から脱出するには「あらゆる自分を受け入れる」しかない。でもそれが難しいんですよね。ハードなダイエット法にチャレンジするよりも、等身大の自分に真正面から対峙する方が怖い。これがダイエットを困難にさせます。

どんな自分であれ心から受け入れられる!と思えるなんて、口で言うほど簡単ではないかもしれません。しかし、少しずでも「囚われのダイエット」から脱却しませんか?少しずつでもOKなんです。自分を批判し苦しめる囚われから解放されて、気楽に楽しめる「喜びを深めるダイエット」を探求しましょう。ぜひ、心と身体の可能性を楽しみながら歳を重ねていきたいものです。

 

囚われから解放され内なる自分と繋がる

ネガティブな感情と向き合って、感情の背景を内観したい方は、心の仕組みに沿って自分に優しい内観をはじめましょう。初めての方は体験相談へ、リピーター様はこちらをご覧ください。

 

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