マイナス思考は、不安や恐れの感情の見方がわかるととてもラクです。
まずは、無理にプラス思考に切り替えようとしないこと。
感情や思考は、「変えようとして変わるもの」ではなく、「状況が整うことで変化する(自然となくなる)もの」です。
悪く考えると、そうなりそうで怖い
思考は現実化する。と聞いたことがあるかもしれません。この概念によって「悪く考えると、そうなりそうで怖い」と焦って頭を切り替えようと空回りしてしまう人もいます。
ほかにも、「そうならないでほしい」という強い願いを持っている時には、「そうなってしまったらどうしよう」と真逆の発想も思いつきやすい状態です。
ネガティブな方向に思考が動いたとしても、大丈夫。
これは、「悪く考えてしまう」ことと、「そうなるか」を繋げて焦っている状態です。「この思考の動きは絶対に悪い状況を作る」と信じ込んでいる場合もあります。
その思いの中に没入せずに「そう考えて、そうなるに違いないと信じ、不安の感情が膨らんでいる状態だな」と内的事実を、事実のままに認め、受け止めてあげることが大切です。
マイナス思考が減るには
マイナス思考は、「不安、恐れ、危険」に対して湧き上がります。
逆に言うと、「安心できる状態になること」で自然とマイナス思考がなくなります。
では、どうすれば「安心状態」になれる?
それは、何に対して「不安、恐れ、危険」と感じているのかを把握しないと、答えは出ません。だから、内観していくんですね。
内観するとマイナス思考がなくなる
「安心できない。だから備えてる。」これがマイナス思考の根っこ。安心できないが故の自然な心の動きです。
「悪く考え過ぎてるな」「もっと前向きになろう」と思っている。これは頭の納得。
わかっているのに、つい悪い方へ考え過ぎて「変われなさ」。これは、体感レベルで染みついた緊張。
定着した緊張を丁寧にケアしていくと、体感として「大丈夫だな」と思える回路が強くなります。
無意識に定着していた不安や緊張を把握するときに、「〇〇だから大丈夫。」と条件付きの安心を得るだけでなく、
そもそもの心の土台に、「理由のない安定感、安心感」が備わっていることが大切ですよね。
つい悪い方へ考え過ぎてしまう人は、「心の土台となる安心」とか「無条件の安心感」なんて言われても、それってどんな感じ??と、ピンとこない人少なくありません。
だからこそわかる、痛みと喜びがあります。いくつになってからでも自分の内面にどっしりとした安心感、安心力を育てると、ただマイナス思考が減るだけでなく、日常の全てに温かい感覚が広がります。
※クライアントさんの例
周囲から「考え過ぎ」「心配し過ぎ」といわれ、自分でもそう思っていた
内観のご感想・変化
- 自分がどれだけ心をすり減らしてたか気づいた
- わかってあげられるようになってフワッと安心がわくようになった
- 子どもの頃からの怖さと向き合えてビクビク感が減った
- 前向きな考えが生まれるようになった
- 無理して変えようとしてないのが心地よい
- マイナス思考な自分も結構好きになった
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