同じことで悩んでしまう。理由は、何となくもうわかってる気がする・・・。
- 潜在意識がそう思ってるから
- 過去の影響で思考癖になってるから
- 感情や記憶がリセットされてないから
理屈としては納得も出来る。でも・・・
わかっていても、同じことで悩んでしまう。
この「変われなさ」にを内観すると、色々見えてきます。
潜在意識(無自覚)でおきていること
- 「こうならないようにしよう」と「避ける機能」が働く(回避行動)
- 「ここは大事に守ろう」と「慎重さ」が働く(恐怖感情など)
- 「万が一のために」と「備える」ために働く(反芻はんすう)
これらは、意識的にそうしているのではなく、無意識にその機能が働いて「そうなってしまう」状態です。
無自覚だから、そうしているつもりがない分、周囲にも「そうなってしまう辛さ」が伝わりにくい場合があります。
この「見えない痛み」をケアすることで「同じ悩みを繰り返してしまうパターン」が徐々に(そして、自然と)減っていきます。
どんな向き合い方をすれば
「繰り返すパターン」から抜け出せるのか。
まずは、自分自身の痛みの構造を知ることが大切なので、クライアントさんと会話をしながら独自の感じ方に寄り添う内観をしています。
そのとき、多くの方が思いがちなのは
「頑張れば乗り越えられるし、むしろ前向きに考えた方がいい」「行動を変えないと現状のまま」と未来に向けて頑張ろうとすること。
一見、前向きで良いことのように思いますが
変われなさを解決したい場合には、理にかなってない考え方とも言えます。
なぜなら、「前向きに考えろ」だけじゃ変われない状態だから。
「律して切り替えるだけじゃどうしようもならない状態」を仕組みとして丁寧に理解する。独自の「変われなさシステム」を可視化して、心の土台に安心を取り戻すことが大切です。
あなたの「同じことで悩んでしまうシステム」は
慎重さを求めているのか
大切な何かに気づきたがっているのか
「悩む状態」そのものに何らかの必要性が隠れていいるのじゃ
感じ方や思考癖を否定しないで丁寧に内観しましょう。
どんな心理背景にも、自分に正直で在りたいと懸命に動いている状態があります。表面的には「さっさと止めてしまいたい嫌な思考癖」に思えるかもしれませんが、本質的には悪者じゃないし敵でもない。
もしも、あなたが「変わりたい」と願って自分と向き合おうとしているのなら。
まずは真剣に向き合おうとしている自分自身をねぎらい、敬意をもって見守ってあげてくださいね。
煮詰まった時は、一緒に丁寧な内観をしましょう。