- 意見・感想・判断を求められると辛くなる
- なぜ苦しいかわからなくなる
- どれが本当の気持ちかわからなくなる
- 自分軸を確立したい
- 自信を持てるようになりたい
自分の気持ちかわからない不便さや違和感を感じる方は、もしかすると意見や考えがないのではなく「感覚を鈍らせている」という心理背景があるかもしれません。仕事や学校生活で不便に感じる、頑張っても自信が持てない、心配性な自分に気疲れする・・・。そんなお悩みを持っている方が、心の仕組みに沿った内観をはじめて殻を抜けたように感性豊かな自己表現をするようになる。なんてことは少なくありません。
このページでは、自分の気持ちがわからなくなる違和感を感じている方が、どうすれば自分の気持ちを実感するようになるのかご紹介しています。
自分の気持ちがわかるようになる内観プロセス
- 現状の心理状態(心の仕組み)を知る
- 「わからない状態」を引き起こしている原因を知る
- 感覚スイッチOFF状態がONになる
- 自分の感覚をキャッチする(感じる)ようになる
- 個性・感性・癖をどんどん把握するようになる
- 直観力が上がり仕事や趣味に活かすようになる
なぜ自分の気持ちがわからなくなるのか
私達が普段認識している「自分の気持ち」は、無意識レベルで「そう体感する許可」が出ている状態と言えます。体で例えるとわかりやすいのですが、例えば熱湯を触ったときに「熱いと感じる機能」が正常に動いているからこそ「熱い」と認識しているわけですよね。
心も同じで「感じる機能ON」であれば何かを感じ、OFFであれば感じません。例えば、強い感情が湧いている時の自分の気持ちはわかる。でも、強い感情でない時には「どう思う?」「あなたはどう考える?」なんて聞かれても、何を感じているのかわからないから聞かれても困る。言葉にしようとしても言葉に詰まる。言えば言おうとするほど頭が真っ白になってどうしていいかわからなくなる。という状態になります。
まるで「熱湯なら熱いとわかるけど、火傷するわけじゃないなら「火傷するかもしれない」という危険性を感じないでいた方が安全だ」というような「感じなくさせている」という心理状況です。
分かるようになるには
自分の気持ちがわかるようになるには、心理状態が「感じても大丈夫」「危険じゃない」と無意識レベルで認識していることが大事です。心の緊張をほぐすことで「感じても大丈夫だ」の状態になり、自然と「私はこう思うな」とか「私はこう感じるな」と体感を自覚できるようになります。
ところが、そもそも緊張している実感(自覚)はないため、ほぐす方向にも向かない。という状態が「なぜか自分の気落ちがわからなくなる」という感覚を定着させてしまいます。その場合は簡単な質問(※)に答える練習や、簡単な記憶を思い出す練習、それをアウトプットする練習をすることで閉じていた感覚が開いていきます。
※簡単な質問の例 〈何をしたいのかわからなくなることが悩みの場合〉
質問に答えながら罪悪感を持っていたことに気づいた例
質問:「何をしたら」というのは生き方についてわからないという感覚ですか?又は仕事や趣味についてわからないという感覚ですか?
返答:生き方というか…趣味というか…
質問:では、職種について悩んでいるというよりは、「生きがい」や「もっと楽しく生きるにはどうしたらいいんだろう?」というようなニュアンスですか?
返答:そうそう、別に何かを求めているわけではないんだけど漠然とこのままでいいのかなって考えて、でも何かしたいわけでもないし…悶々としてしまうんです
質問:それは、不安や焦りっていう感覚ですか?それともこんな自分で申し訳ないという感覚ですか?
返答:申し訳ないと思ってるつもりはなかったけど、今話しながら気づいたのが、夫に申し訳ないと思ってるし、それを責められるわけでもないことも、ありがたいと思う反面自分の中では心苦しさがある感じがします。
こんな感じで「わからなさ」を少し具体的にして焦点を絞っていくと感覚をキャッチしやすくなります。これは表面的な無意識領域に気づいた状態ですが、ここから内観を進めることで心の重さの正体が消化され、感性が開きやすくなります。
内観セラピスト設楽紀子(@true.face.sapporo) • https://www.instagram.com/true.face.sapporo/