つい「私が悪いのかな」と思ってしまう。
本当は、ただわかってほしいだけなのかな…。
自分はHSPだと思う。
傷つきやすさも
感受性の強さも
自覚してる。
受け入れてもいる。
でもー
「HSPは才能です♡」なんて言える人を見ると、「なんか違う…」「そんな気楽でいいですね」と内心皮肉を言ってしまう。(その人は何も悪くないとわかってるのに…)
心を軽くしたいのに
自分をどう扱えばいいか
わからなくなる、あなたへ。
こんな気持ち、ありませんか?
- 自分がHSPの特徴に当てはまるとわかって救われた。でも生きづらさの解決にはならず、モヤモヤする
- 繊細さを受け入れて、乗りこなしたい。でも、どう変わっていいか分からず自分自身に振り回されてしまう
- 悩みを相談しても「あなたはHSPだから仕方がない」となぐさめられ、解決にならず納得いかない
- 本やSNSで見かけるHSPへのアドバイスは、どこか優越感に誘導されるような違和感を感じる
この記事は、自分のHSP気質を理解している人が
- 誇張や不自然なポジティブ解釈
- 力むように自己肯定を目指す
ではなく
- フラットに自分の個性を受け入れる
- 感情を整理する
- 「私はどう在りたいのか」を温かく探求する
そんな内観ヒントを書いています。
「HSP」て言葉に救われた。
でも・・・
- 人より敏感なのは、私が悪いわけではなかったんだと救われた。
- 考え過ぎてしまう自分を許されたような気持になった。
- うまく説明できない心の動きを言語化されて自己理解ができた
このように、
“感じすぎる部分”にHSPという名前がついて自己否定がやわらいだ経験、救われた感覚を持つ方、多いのではないでしょうか。
その一方で、
こんなリアルな声も届きます。
「HSPだから仕方がないんだ」と開き直れて一時的にはホッとするけど、「それで?」とどこか冷めてる自分もいる。
「HSPは繊細で素敵♡」と自信を持てる人もいるのに、自分はそんなにポジティブになれない…。折り合いをつけられず、「本当にこれでいいの?」「甘えって思われたら恥ずかしい」って不安が付きまとう。
自分自身をうまく扱えずに、日常生活や人間関係が辛く感じてしまう時、あなたの心の声、どんなふうに心と対話していますか?
HSP的観点を紐解いて
感情を整理する
HSPの大きな特徴は「共感性」。
他者の感情、体調に共鳴しやすく、だからこそ人の痛みに思いやりを抱きやすいですよね。
無意識のレベルで共感性を活かしたコミュニケーションや自己防衛の経験値が高い分、自分と他者を切り離してとらえることが「尊重」ではなく「分離」に感じてしまうことも。あなたは、心当たりありますか?
自分の感情を整理するときには、意識的に「自分の感情」「自分の解釈」「自分の連想」に着目することが大切です。
「相手はこう思ってるだろう」ではなく「相手はこう思ってる、と私が予想している」と主語を自分にして
あなたの声にとことん耳を傾けてあげましょう。
HSPの傷つきやすさ
HSP気質が傷つきやすい背景には、
「気になりやすさ」があります。
感情のひだが多い分、「周りの人が気に留めないことでも、自分にとってはどうしても気になる」こと、ありますよね。一言で「気になる」といっても、様々な意味合いがあります。
様々な「気になる」
- ネガティブな想像やストーリーを膨らませて抜け出しにくい(空想に没頭)
- 納得いくまで探求したい(探求心)
- 音や他者の気配など物理的な外部刺激に反応して気を取られる(生理反応)
- 感情と思考の整理がつかない状態(反芻)
※これらを「ダメなこと」と良し悪しの審査をせずに、「傾向の強さ=そうなりやすい」と理解することが大切です。
これらの気になりやすさは、必ずしも「HSPだから」とは限りません。
HSP=生まれ持った気質だけでなく、私たちは誰もが過去から現在に至る経験のなかで「気になりやすいツボ」が形成されます。
経験から生まれる
「気になりやすいツボ」
例えば…
- 何気ない冗談で誰かを傷つけてしまった経験➡言葉の使い方に敏感・慎重になる
- 頭ごなしに怒られて決めつけられた経験➡目上の人からどう見られてるか恐れやすい
- 周りと考えや価値観が合わないことで肩身が狭い思いをした経験➡他者と考えが違うことを「悪いこと」と解釈しやすい など
過去の体験記憶により、元々敏感な人がさらに敏感になっていることが多いです。「過去の傷」を内観しケアすると辛さ、生きづらさは大いに変化します。
変化の可能性を心に留めて、「何を気にして、どう困っているのか」を内観する。小さな声も丁寧に。傷ついた自分の声を聞いてあげましょう。
繊細さと共に、どう在りたいか
自分の繊細さや敏感さを受けれつつ、あなたはこの感受性と共に、どう在りたいですか?
自分の気持ちって、漠然としていて、わかるようでつかみ切れないこともありますよね。
心の答えは、結論を急ぐよりも、
気持ちの細部にまで温かい視線を送るような「ただわかってあげるだけの姿勢」が、納得のいく「気づき」につながります。
しかし、意外なことに
実は自分が一番、自分の気持ちに鈍感--なんてことも。
というのも、HSPの気質を持っていると、外部刺激に反応しやすい分、刺激から守る働きにたくさんのエネルギーを使います。
知らず知らずのうちに、自分の内側より他者の感情や表情など外側の情報対処に追われてしまう。
結果的に、自分の意見や考えとなると「自分の気持ちがわからない」という状態になることもあります。
だからこそ、自分の内面と対話する静かな時間を持つことが大切。善悪を決めずに、ただ心の声を聞いてあげましょう。あなたの誠実さや優しさを、「あなたの自己理解のため」に使ってあげるイメージです。
また、自分の存在、アイデンティティを守る「境界線」を意識的に守ることも大切です。
自分の気持ちをわかりたい人へ
内観しても心の声がつかみ切れないときには、あなたの心の景色に名前がついて「私の答え」にたどり着く内観をお手伝いします。
あなたの気持ちを一緒に言葉にしてみませんか?
モヤモヤの正体を一緒に言葉にしていくことで、「どう在りたいか」が、ふわっと見えてくる。そんな対話をご一緒しましょう
➡スピリチュアルではない視点から自分と向き合う内観プログラム