優しくて怒れない
我慢し過ぎちゃうあなたへ
優しい我慢を積み重ねて
イライラが増えていませんか?
はじめは親切心で始めたことも
「私ばかり損してる気がする…」
という気持ちがわいて
自己嫌悪していませんか?
それは、自分の優しさの使い方を見直すタイミングかもしれません。
内向的な人は、人とぶつかるのが苦手
主張して衝突するくらいなら、広い心を育てて「和」を大事にしたい。そう考える人も多いと思います。
私自身は、そうした優しさを持つ人が好きです。クライアントさんの話を聞いていても、人に気遣いが出来て丁寧な方が多く、だからこそ人間関係でも信頼を築き上げてきたんだろうと感じます。
でも、そんな優しい人たちだからこそ、知っておきたい注意点もあります。
- 頼まれても断れない
- 不本意でも引き受けてしまう
- 苦しくても「相手に悪い」と思わず自分のせいにする など
優しさを自己犠牲的なスタイルで使ってしまうパターン、ありませんか?すでに自覚してる人も多いですが、自己犠牲の背景には、子どもの頃からの心の傷が影響していることも多いです。
自分を犠牲にしてまで周囲に合わせてしまう。心理学的には「過剰適応」と呼ばれます。
本来、適応とは環境と自分のバランスを取る行動ですが、過剰になってしまうと苦しくなります。
自分の言動や行動を振り返って、無理してないかチェックしてみましょう。
過剰適応のよくあるパターン
□ 断るのが苦手。断っても罪悪感が残りモヤモヤが残る
□ 自分の気持ちや意見よりも、相手の期待に応えることを優先する
□ 不安や怒りを感じても、それを表に出すことに強い抵抗がある
□ 相手に迷惑をかけるくらいなら、自分が我慢した方がいい。不本意でも合わせる。
□ 人と関わると疲弊するため、本音を隠して浅い関係を維持してしまう
□人の顔色、機嫌に敏感。人の不機嫌は自分の至らなさと考えやすい
□人から否定されることを極度に恐れ、小さな失敗も大きなダメージとなる。
□頼られると嬉しい反面、「期待に応えなければ」と過剰に背負い込む
□周りからは「大丈夫な人」「いい人」と見らるが、内心は自分を責めてモヤモヤ
□前向きでポジティブな自分を演じてしまう。
これらは「優しさ」「気配り」にも思いがちですが、我慢してるうちに怒りが消化されず心の中でグツグツしてる場合もあります。
優しさの使い方を見直そう
「我慢スタイルの優しさ」より、「優しさで張り切れる喜び」を生きよう。
特に、現状の自分に違和感を感じている人は、大切な心の声に気づきかけているのかもしれません。
✔ 無意識に習慣化していた「我慢癖の根本原因」を自己理解する
✔ 感情・思考の整理をする
✔ 我慢して、諦めて、仕方なく行動するパターンをやめる
✔ 内発的な動機(喜び、意欲)を自覚する
✔ 他者との境界線をもって、自分や相手の領域を尊重する
心の仕組みに沿って内観すると、自分に対して「なぜ?」という質問に対して、内側から跳ね返ってくる答えに「うんうん、ほんとそう!」と納得がいく。
ただ「こう改善するべきだ」だけでなく、内容の濃い自己対話で自己犠牲を柔らかくしていきましょう。
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