内観サロンTrueFaceのHPをみてくれてありがとうございます。
今日はクライアントさんが初めてご来店くださったときに意外と多い声をご紹介します。
「前から内観が気になってチェックしてたけど、勇気が出なくて申し込むまで○年かかりました」
悩みを相談するって勇気がいることですよね。とはいえ一人で抱え込んでしまうのは心が重くなってしまいます。
この記事は、人に相談したいのにできなくさせている「不安」をテーマに。まずは自分で寄り添うヒントを書いています。
人に相談できない理由を紐解く
まずは、自分の心模様がどのような状態になっているか把握してみましょう。
「人に相談するのが苦手」その感覚に意識を向けて「どんな気持ちになるのを嫌がってるか」「どんな感情を味わうことを避けているのか」を書き出すイメージです。
ここでの目標は人に相談できるようになることではありません。「悩みを抱え込んでしまう心理背景」を温かくわかってあげることです。
相談したいのに出来ない心模様
- こんなことで相談してもいいのかな
- 相談内容がまとまらない、気持ちの整理がつかず説明できない
- 自分をどう思われるか不安
どんな気持ちになるのを避けているのか
例
- 伝えたい意図が伝わらなくて悲しい気持ちになるのが嫌
- 自分の気持にそぐわない決めつけで解釈されるのが怖い
- 期待に応えられなかったらどうしようという不安
- 悩み、辛さを軽視or批判or説教されるのが不安
- 高圧的な態度をされたら怖い
- 自分のホンネを知るのが怖い
- 痛いとこを付かれて恥をかかないか不安
- 世界観、コダワリをくみ取ってもらえなかったら苦しい
上記を参考にして、人に相談できない理由を書き出してみましょう。
「○○な気持ちになるかもしれない。だから不安」と具体的に書き出してみましょう。
不安をさらに細かくする
つぎは、不安をさらに細かくかみ砕いてみましょう。
あなたが感じている不安の成分表を作るようなイメージです。
私の不安はこれ
どうせ伝えたいことが伝わらなくて悲しくなる。だから人に話すのは不安。
成分表
- 共感されない悲しみ
- 軽視される悔しさ
- 理解されない悲しみ
- バカにされる怒り
- 決めつけられる怒り
- 期待を裏切られる絶望感
こんなふうに、表面にある不安もよくよく観察してみると案外色んな要素が混ざり合っていることが多いです。
「きっとこうなるに決まってる」をくみ取る
書き出したものを全体的に見ながら、自分はどんな思い込みや決めつけを持っているか、問いを立ていきます。
ここは一人でやるのが難しい所ですが、「こういう前提で思考が動くことが多いな」「こういう前提で不安になることが多いな」と無意識に持っている前提をくみ取ってみましょう。コツは頭でパズルを組み立てようとしないこと。感覚に意識を集中させてジワ―っと感じてみるのがポイントです。
思い込み・例
- どうせ私が悪いことにされる
- 私の気持ちは無視される
- 本当の私は認めてもらえない など
心の奥にたまった未消化感情
「避けている感情」とは、あなたが過去に体験したことのある感情。あるいは、「またそうなるに違いない」と刻み込んだ思い込み形成の可能性があります。
無自覚な思い込みに気づけると、「そっか、そうだったのか」と納得してスッキリすることがあります。その場合は、自分の意思に沿った選択行動がスムーズになります。もしも人に相談したいならする、したくないならしない、軽やかに選べるようになります。
しかし、思い込みに気づいたけど、スッキリしない。心の傷があぶりだされて整理がつかず、無視も出来ない。そんな状態になることも。その場合は、心の深部にある傷が癒え始めようとしています。あぶりだされたモヤモヤを丁寧に向き合って、生きづらさや心のブレーキを温かく溶かすチャンスです。
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