「自信があるけど不安!」自己評価と他者評価への依存と複雑性/内観ブログ

先日、お客様と一緒に自己評価についての話題が盛り上がりました。今日はこのブログでも、自己評価と他人からの評価についてお話をしてみたいと思います。(お客様との会話の内容はこの記事には含まれていません)

 

自己評価のジレンマ

「自信があるけれど、他人の評価が気になって不安になる」という感覚、経験したことありませんか?これは一般的な感覚で意外とよくあること。

自己評価が高い一方で、自分がどう評価されているのか不安で仕方なくなってしまうのは、自分に自信があり評価しているからこそ、評価や成功への期待値があがり、プレッシャーが高まることで不安が増えることがあります。

 

他人からの評価で自分を図る心理

一見自己評価が高くても、その自己評価が不安定で、自分の中に強い評価と批判が共存し葛藤する場合もあります。自分の価値を他人からの評価で確認したい衝動、自己効力感の低下、強い不安が背景にあることも多く、その不安感を避けるために人に合わせ過ぎてしまうとも。

また、自己評価が高いからこそ他人との比較に走りやすく、他人の反応に敏感に振り回されてしまうこともありますよね。こうした自己評価と他人からの評価の複雑な関係性は、自分の能力を認めつつも、評価されなければ自分の存在には価値がないと強く信じてしまっている背景があるかもしれません。

 

よくある深層心理と無自覚による内観不足

心の奥の核心部分では、勝者であることよりも、「人と心地よく関わり合い、貢献できる喜びを感じたい。」という健康的で人間的な欲求からきた想いだったりするんですよね。そうした本来の欲求を腹の底から自覚すると、不安や依存心、強迫的なプレッシャーからも解放されラクになるのですが・・・実際は

表面に湧き上がる不安定な感情や、表層で複雑に絡み合った心理的背景を気に留めずにいることも多いため、葛藤を生んでいる心の中を整理する機会もない・・・・。健康な欲求どころか、悲観的な思い込み(認知の歪み)がリセットされないまま不本意に心が疲れてしまいます。

また、心の疲れを自覚せずイライラしたり攻撃的な思考が湧きやすくなる(疲れを自覚する手前の心理状態)こともあります。

 

解決への第一歩

先ほども書いたように、このような自己矛盾は多くの人が経験する一般的な心理現象です。この記事が当てはまるからといって、自分を責める必要はありません。

自分を素直に受け入れること(自己受容)と、自己を肯定的に見る力は育て続けていくもの。

他人の評価に過度な依存をしない方法は、自分のネガティブな感情、恐れや不安をゆるめていくことから始まります。これらの感情に覚えがあるときには、まずは「あるある!」とあっさり認めて、自己評価と他人の評価に関する不安や矛盾をゆるめる優しい内観をましょう。

 

評価への依存性を認めたくない時

もしも、自信がある自分、自己評価している自分、他人からの評価に依存性を感じながら、そんな自分に嫌悪してしまう場合や、「そんな気持ちがあると認めるなんて嫌すぎる!!シンドイ!!」と抵抗感が湧く場合は

嫌な感情を急いで受け入れようとしないこと、無視するのでもなくて、もう少し噛み砕き安心と納得を積み重ねることが重要。そんな自分をありのままに受け止めるプロセスと内観期間が必要です。

 

依存心から自分を解放するには

内面への理解

恐れや不安、それに伴う依存性、自分に対しての自己嫌悪感をゆるめるところから始めて、前向きな変化(安心感)が内から湧き上がる力を促進させましょう。※怒りや否定的な諦めの勢いで神経を高ぶらせ、戦闘モードで前に進もうとしている自分にも気づいて、受け止めてあげてください。

欲求の受け入れ

満たされず傷ついた欲求を批判せず、受け止めることが重要です。たとえば、孤独感を感じたとき、その感情を否定するのではなく、孤独感を引き起こす認知の歪み(ネガティブな信念)を発見したり、孤独感による苦しみを深く理解して慈悲の精神で自分との向き合いを深めることが大切です。

このステップは、形や方法論に走らずに、しっかり自分の心の声と対峙する誠実さと温度感こそが意味を成します。

自己信頼と自己効力感を取り戻す

自分という存在への信頼を実感する経験、他者との平和的な繋がりによる成功体験を積み重ねて、内なる力をより引き出しましょう。

これらは、実際には文章で書ききれない部分の方が多いのが正直なところです。また、個人によって具体的なプロセスはその時々で大きく異なるため、状態と合致していないメンタルアプローチをし過ぎないよう注意も必要です。

自己評価や他人の目に疲れた方、そうした自分を解放し本来の自分の力強さを取り戻したい方は、心の声に丁寧に耳を傾けてみませんか?ご興味ある方は内観体験相談をご利用ください。体験相談の内容はこちら

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