もう我慢しないで好きに生きていいんだ!と心底思えて自由になったのに
- 精神的な解放感がない
- 日常の現実味が薄く感じる
- 楽しいことをしていても楽しめない
- 無感情な感覚になる···
こうした無味無臭な感覚を体験中の方はいますでしょうか。
我慢して生きてきた人が強制的な我慢をやめると強い解放感や多幸感を味わうことがあります。その一方で我慢をやめた後の自分が何をしたいのか、したくないのかよくわからなくなったり、生きる手応えやモチベーションが急激になくなって身をもて余すなんてことも少なくありません。
その状態に対してご本人がつまらなさや虚しさを感じていれば「もっと楽しくなりたいなぁ」「本来の状態に戻りたいなぁ」という欲求がわいたり「なんか変だなぁ」「ちょっとこのままじゃダメかも」という違和感を感じて
内観も進むし意識的な心身ケアも進むんですよね。でも、実は「この状態をキープしたい」そんな心理状態になる場合もよくあります。
例えば、長期間にわたり我慢や戦い、自他の評価に苦しんできた方や、暴力やハラスメントに耐え忍んできた方など、人それぞれの事情が背景にありますよね。ようやく我慢から解放された喜びと手応えが❮やっと見つけた安全地帯❯となるんですね。
だから感情的にはつまらないけど安全地帯から出るよりはマシってなる。変化したい不満も意欲もわいてこない。満足じゃないけど不満足じゃないことが大満足。みたい状態。
この状態のときは内観サポートをしていても話が堂々巡りになったり内観してるようで実は対峙を避けていたり···ご本人のなかでも葛藤してることがあります。
また、不安や恐怖からくるプライドの高まりや、警戒心が増して苛立ちや戦意を高める方もいます。それを理性的に隠すために結局我慢をするしかないのか、、、というループにはいったりね。
どこまで自覚あるかは個人差がありますがこれはこれで辛いんです。そうしたくてそうしてるんじゃない。そうなるのが当たり前の生理反応でバランスとってる状態。
表面化した悩みは抱えていないので一見元気でもあります。例え笑顔が偽物でも笑顔を選んで頑張ってます。あぁ。その辛さを、頑張りをただただ、わかってあげてほしい。
でも、大丈夫。一人一人最善の歩み方があります。心当たりがある方自分と向き合いたい方は自分の状態をわかってあげながら一緒にゆるめていきましょう☆