まずは、内観全体のながれ
そもそも内観て、何をみるの?
■気持ちを整理したい、心を軽くしたい、自分の本音をわかりたい時や
■イライラ、モヤモヤ、違和感、迷い、葛藤している時に
向き合いたい「ネガティブ感情」を見ます。
(心の中のネガティブ感情に意識を向ける)
見て、その次は?
着目したネガティブ感情の
具体性を観察します。
■どんな度合い
■ニュアンス
■何に反応したのか など
観察のやり方t
どの気持ちを見るか(内観テーマ)を決める
例/苦手な人と話してモヤモヤした時の気持ち
心の中のネガティブ感情を観察
例/イライラ、モヤモヤ、
具体的には?
例/偉そうな態度が嫌。
相手の怒りを自分に押し付けられてるような気持になる。
怖いし、腹立つ。
ここで、「怖くてモヤモヤしたんだな、スッキリ!」となる場合は、それでOK。
「怖いと感じてるのはわかってるけど、なんで?」と、背景を知りたいときは「観察」を続けます。
観察を続ける
例/【自問】なんでこんなに怖がってるんだろう?
「押し付けられてる感覚」の背景には何がある?
過去の経験から「どうせまた・・・」と思ってしまう
悔しい、悲しい、腹立つ
ここで注意点。
■嫌な出来事を思い出して、嫌な気分になる
■どう対応しようかと考える
■どんな意味があるのか分析する など
「観察」以外のことをしてしまうことがあります。
よくある例
過去の感情に没入して「俯瞰」できない=再体験状態になる
➡感情の消化でなく「強化」が起こる
どうすべきだったか、次はどうすべきか思考する
➡正解を探して思考がグルグルする
受け入れやすい意味をつけてプラスに解釈する
➡本当の感情をしまい込んでモヤモヤを繰り返す
その結果・・・
せっかく内観しても
スッキリしない。
表面的な内容で終わって
モヤモヤするとなりやすい。
内観は、
「観察に徹する」ここがコツです。
観察すると「心理状況の把握」がみえてくる
心の動きを観察すると、繰り返している傾向パターンや、悩みの輪郭がみえてきます。
例 過去の経験から年上の人の態度に敏感に反応している
心の中で消化しきれない「過去の恐怖・緊張」が反応している
▼心の中の反応パターンの例
自問自答して掘り下げる
心理状況を把握したら、
なぜその悩みが今現在も継続しているか紐解いていきます。
どのような辛さ、苦しさを抱えているか丁寧にわかってあげてください。
例/「気にし過ぎなだけ」と気持ちを切り替えて頑張るしかなかったけど、本当は「わかってもらえない辛さ」をずっと抱えてた
例/子ども時代から「我慢しないともっと怒られる」と思って諦めをつけてた。もっとラクでいいと頭で考えながら、「我慢しない人」をみると心がざわざわする
自問自答を深める
内容の濃い自問自答ができるようになると、自分を苦しめていた価値観から解放されたり、過去の傷が癒えるなど、様々な内面的変化が起こります。
心が変化することによって、人間関係や仕事までも状況が良くなることも珍しくありません。ところが、状況の好転を意識して内観すると表面的な内容になってしまいがち。
内観効果を深めることは、自分への質問力。こちらの記事をご覧ください➡内観(ノート)のやり方。効果のコツは質問力
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