この記事は、こんな人におすすめです。
アーティスト気質・HSP・内向型の人が抱えやすい悩み
- 自分は人より繊細だとは思う。心理テストや診断で「アーティストタイプ」と出ることが多い。
- 納得するけど、「都合よく逃げてないか?」とモヤモヤする
- 繊細さを強みにしたいけど、強い気持ちになれない自分を責めてしまう
- 内向的な感性に自信を持ちたい。けど持てない。でも、アーティスト気質だから仕方がないのだとしたら、ちょっと救われるかも…と思ってる
自分の感性を肯定して生きたいのに…
感受性が豊かで、独自の世界観や心象風景を大事にしている。自分哲学を持っている。
そんなアーティスト気質の人が、「内向的な感性を肯定して自分を生きたいのに、自信がない。」「自分の殻から抜け出せ切られない。」と悩んでることは珍しくありません。
アーティスト気質、HSP、内向型の人が
自信を育てるには
心の霧をとことん理解してあげてください。どんな感覚も「ダメな感覚」はありません。まずは、繊細さや自信の無さを「ダメ出し」でなく「注目ポイント」として観察してみましょう。
アーティスト気質を否定・抑圧してストレスがたまる
実践 内観してみよう
あなたが感じているモヤモヤに注目して、紙に書き出してみましょう(PCやスマホでもOK)
心の声を確認してあげるイメージです。
例
- 周囲の人と価値基準や感情のポイントが違う気がする。自分の満足はあるけど、共感を得られなくて心細い。表向きは元気だけど、心の奥に孤独を持ってる。
- 他人の世界に合わせて心が削られる。かといって強い自己主張をしたいわけじゃない。案配がわからなくて表現を遠慮することが多い。
- 悪目立ちするのを恐れてる。人の気分を害すなら、迷惑かからないように大人しく振舞おう、と思って生きてきた。
本当に「自信がない」わけじゃないかも?
自分の世界観やセンスを活かして仕事に活かしてる人も多いですよね。自分が繊細で傷つきやすいからこそ、人の感情に優しい距離感でコミュニケーションができる。
だからこそ、本当に自分を全否定するほど自己肯定感が低いわけじゃない。実は結構多いんですよ。表面的には自信ないけど、心の中では自信があって葛藤してるケース。
でも、控えめでグイグイ前に出るのは苦手。珍しがられると冷やかされてるようで怖い。心の中で「誰に批判されることもなく、私は私の感性や個性を価値があるものだと思いたい!」という前向きな気持ちがあっても「自分で在ることに安心する力」がダウンしていると、ありのままの自分を認めきれません。
独自性を認めるために必要なこと
不安、心細さ、怒り、承認欲求がわく自分を正直に認める。ここ、大事です。
気持ちが弱ったり、誰かに認められたがる欲求は、自然な心の動きです。でも、私たちはその心境を否定しがちです。人間の一部として、そんな心境のときがあると受け入れましょう。
そのうえで、不安を満たす表面的な承認を追いかけ過ぎている時は、意識的に立ち止まって見るのもいいかもしれません。嫌な感情は消そうとしない。見守ってあげる力を育てる。グッと楽になりますよ。
「不安を見守る」が繊細な心に軸を生む
不安を見守るってどういう状態?
頭で「不安がわくことは自然な現象だ」と理解したうえで、心でも「不安がわいても大丈夫だな」と実感してる状態です。
頭でも理解、心でも納得、この体感が内なる自信となります。
でも、実際にはそう簡単に思えないこともありますよね
批判や失敗の記憶が
心のブレーキになってませんか?
「自分だけが自信持っていても、挑戦して共感されなかったら、また傷つくじゃん」
「せっかく前を向いているのに、心が削られたら、また立ち上がるのはしんどい」
「どうせ私が何を言っても、伝わらないんでしょ」
ネガティブな本音を無視する必要はありません。
ネガティブな気持ちに正直になるからこそ、どうやって心の傷を消化したらいいのか、ケアの扉が開きます。
心の傷は昔からの蓄積かもしれない。理解、納得、安心。この実感を積み重ねましょう。
アーティスト気質Aさんの事例
「気にし過ぎ」と見られるのが嫌だったけど・・・
繊細さのお陰で感謝されることが増えました
きっかけは「心の癖」の発見
好きなことを仕事にしているものの、大事にしてる仕事の場面で「あの時言えばよかった」と後悔が多い。 周囲の発言の影響を受けて自分を抑える癖に。「自分を抑えてる」と気づいたことで心境の変化が生まれました。
心境の変化
もう、自分を変えないとダメだ。このままじゃ嫌だ。他人からの評価や、人との比較で感情が振り回されてる自分を変えたい。私だって自分を好きになって強みを活かしたい!
Aさんが繰り返してきたモヤモヤのパターン
■個性的、感受性が強いと言われると、「それってどう意味?」とモヤっ(イラっ)とする
■表面的な評価ばかりでモヤっ。効率・成果主義に疲れる。内発的に動いてる時は上手くいくけど、その過程や繊細さは理解されにくい。
■SNSで輝いてる人や強い発言の人に振り回される。真逆の自分を比較して劣等感を感じる。そうじゃなきゃダメなように感じてモヤっとする。
これまでの葛藤や、挫折、体験してきたことを聞きながら、人生を内観。強み、環境の影響、心の傷の影響など生きづらさの構造が見えました。
毎月1・2回、パーソナルジムに通うような感覚で「最近はこんなことがあった」「この前こんなことに気付いた」と一緒に内観を深めました。
そして、
一年後、こんな報告をくれるようになりました。
- 自分の感性を表現しても尊重されるようになった。自分が変わると周りも変わる、って本当なんだと体感してます
- 弱いところがあっても、自分で救えると腑に落ちた。そもそも私の存在を許せるようになった。前はそれが出来なかった。このどっしり感に何度も戻ってこれる安心がある。
- 他人や性格分析に言われて喜ぶだけじゃなく、本当の自分を認めて自分と仲良くなった。
▼Aさんが実践した内観はこちら