不安と恐怖を乗り越えた報告。勇気と変化の物語

掲載許可を頂きご紹介させていただきます。※お客様が話してくださった言葉に状況解説を加えてまとめた文章です。

内観研究室のお客様・ここ1ヶ月の近況報告

この1ヶ月は、家族の看病が多く、自分の内面に向き合う時間がとても多い日々でした。家族の中では、私がいちばん体力がないので、自分だけが病気にならず、家族のみんなの看病をする立場になったのは初めてでした。

次男が40度を越える高熱が続いた時は、あの恐怖(恐怖症・パニックのような極度の心身状態/通称:ブラックゾーン)に襲われました。しかし、「こういう時こそ!」と、内観で学んできたことを実践していました。

 

“子どもが弱ってると、亡くなった弟のことを思い出してる。その時に体験した「急にドンと陥れられる感覚」が怖過ぎて、事前に不安や恐怖の世界に身を置いて準備してる状態だと自覚できる。ただブラックゾーン(極度の恐怖状態)に入ってるだけでなく、「入る理由」がわかってる。”

恐怖は変わりなくあるけど、立ち位置が変わり「構造」として見ていて、「不安だし、恐怖だし、当然だよな」と自分の怖さを許せました。

夫はドッシリ平気でいてくれるので、以前は、夫みたいになれない自分を責めてました。でも、私は職業柄インフルエンザで子どもが亡くなる事実も知っていて危機管理意識があります。だから、夫と違う前提を持っていたり、違いがあることも許可出来ました。

  • 「だってしょうがないもん、怖いんだもん!」
  • 「こわこわママでもいい!これも可愛い!」
  • 「私のような人がいてもいい」
  • 「色んな人間がいていい」

責めるのやめようではなく、責めるのも良しにできました。

息子には「ママはあなたのことが好き過ぎてこうなってるので気にしないで過ごしてください☆」と伝えていて、息子はお布団の中からピースサインをくれました☺️

以前の私なら、食事が喉を通らず、恐怖でパニックになって、また責めてたと思います。

合計1カ月弱、しんどかったけど、先に回復した夫と協力し合って、私も自分の睡眠を気遣ったり、交代で仕事に行きました。仕事は溜まってしまうけど、職場皆さんも温かい声をかけてくれて、嫌な思いをせずありがたかった。

こういうことがあると、生きてるだけで凄いよね、ご飯食べてれるってすごいよね、と実感しました。普段は忙しく過ごしているけど、観葉植物を大事にしたり、鳥の声を聞きながら一息つくなど、やりたいことも出来て、日常のありがたみを痛感しました。

こうして振り返ると、苦しいながらも、これまで気づきを重ねてきたことを実証できてるなぁ。自信にもつながっている気がします✨

 

そして。もうひとつ大きな変化がありました。

前回のセッション(極度の恐怖に特化した回)の翌日、歯科恐怖症専門の歯医者さんを見つけたんです。いつ探していたのかわからないけれど、ネットに出てきて、しかも歩いて行ける距離にあったんです。

HPに記載されているコラムを見て、自分だけじゃないんだ、わかってくれる先生がいるんだと救われました。

家族の看病で結局はいけなかったのだけど、自分で予約が出来たことが自分にとって大きな変化。

怖さを大事にしながら次の一手を打てるようになったので、これからも変化していくに違いない、という気持ちが湧いています😌✨セッション翌日だった偶然にもビックリ!

掲載許可を下さり、改めてありがとうございます。

こちらのお客様にとって、大切な存在であるご家族の体調不良という出来事は、想像を絶する不安と恐怖があったと思います。

この「極度の不安・恐怖」に関しては、内観サポートのお申し込みをいただいた当初から伺っていた心身反応で、この感覚をどのタイミングでどのように内観していくかは、その時々で状況に応じて進めてきました。ただ、この感覚と自ら向き合うこと自体が、ご本人の覚悟と勇気の賜物です。

 

以前ブログにも書きましたが、強い感情やトラウマは、急いでどんどん掘り下げたり感情開放すればいいというものではありません。やみくもに過去を回想したり、恐怖症を直そう・無くそうとし過ぎることはお勧めできません。(それにも理由がありますが省略します)

このシェアをしてくださったお客様も、色んな気づきを重ねながら、その強烈なテーマに取り組む所までご自身を連れてきました。忙しい日々の中で、毎日ノートを開くのは難しいけれど、毎月のセッションで気づいたり感動したりしながら、ポイントを押さえて自分でも内観しつづけています。

内観のテーマ自体は、心の陰となる部分を扱いますが、内観そのものは温かい取り組みです。お客様の気づきや変化、感動エピソードをうかがうたびにあまりに美して毎回感動して胸が熱くなります。

いつもありがとうございます。

 

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