内観テーマ
「相手を追い込みたくない」
仕事柄、悩みを相談される機会が多いAさん(40代接客・フリーランス)
お客様からの信頼も厚くご活躍されていますが、ご本人は「つい自分の経験ベースで相手を追い詰めてしまうことがある。」と打ち明けてくれました。
反省して気を付けようと思うのに、同じことを繰り返してしまうそうで、「もっと相手の気持ちがわかるようになりたい。」というお悩みを一緒に内観しました。
ご感想
出来てるから上、出来てないから下
になってた
相手をよくしてやろうと思ってる自分に気づき、やっと景色がクリアになりました。
自分は乗り越えた先輩で、相手はまだ乗り越えていない下の立場のように見てしまってた。
自分自身が自分をそう見て苦しんでいる、まさにそれを体現していた。
人と比べて見られるのが嫌なのに、自分自身が人と比べて自分を下げてる。
うまくいっても、もっとすごい人と比べて安心して喜べない。
この程度で喜んではいけない、調子に乗ったら怒られる、そんな緊張感をずっと持ってました。
本当にやりたかったのは
「寄り添い」だと思い出せた
仕事をしているのは、お客様の気持ちに寄り添えることがうれしくてやっているのに、
いつの間にか「それよりもっとちゃんとしないとダメだ」と焦ってたし、長年の慣れで曇られてしまった部分もあるのかもしれない。
本当はもっと、相手の痛みをただ寄り添いたくて聞いている。これは本当の気持ち。思い出せてうれしい(涙)
感情の整理が出来てないから「ちゃんとできる姿」を見せようと変に力んでた気がします。
後日談
柔らかい気持ちの自分
心を開いてもらえた
自分の気持ちを思い出せたら、相談を聞く時も柔らかい気持ちで聞けるようになった。
ちゃんと答えようというスタンスでなく、「聞きたい」「寄り添えるのがうれしい」という気持ちでいられるので
こちらが話すときにも、気持ち良く伝えられるようになった。
今までギクシャクしていたお客様が心を開いてくれたり、リピートしてくれるようになりました。
心理学や傾聴など、何か習いに行った方がいいのか迷っていましたが、そういうことではないと痛感しました。
内観プログラムをご検討中の方へのメッセージなど
一人では頭がグルグルしてしまう時の整理の仕方、心で感じて自分の意思確認をする習慣が、知らないうちに身につくと思います。
自分の心にも大事だし仕事や人間関係でも活かせると思います。
私は、紀子さんに話を聞いてもらってると、話しながら自分の気持ちが整理されて、大切なことを思い出させてもらえます。
他では話せないような深い話をできるし、でも、上から押さえつけられるような依存関係もないのがありがたいです。
私のように、心の奥の話をしたいけど誰でもいいわけじゃない、悩みを相談したいけど依存したくない、スピリチュアル過ぎない方があってる人におすすめしたいです。