心に留めた言葉たちは、胸の奥ではずっと響いて残っているものです。
黙っていたことが誇らしかったり、伝えなかったことを悔やんだり、想いをかき消すしかない気持ちや打ち明けずに抱えた悲しみもあるかもしれません。
私たちは皆、伝えたい気持ちや分かり合いたい想いを抱えています。ただ、その言葉が生まれる理由や背後にある温かさには、案外自分でも気づいていないもの。気に留める間もなく、目の前のながれていく景色に没頭し忙しく生きています。
だからこそ、内観して言葉が生まれる前の瞬間の感じを思い出しましょう。ただ文字の羅列や辞書が示す言葉の定義ではなく、言葉が言葉になる前の、自分の心の中の温度感に気づきましょう。
心にとどめた言葉は、私たちの内に秘めた優しさや大切なことに気づく手助けとなります。自分のリアルすぎる温かさに触れ、当たり前だ過ぎて気づかなかった【温度の存在】に気づけることはとても豊かな体験です。