
人に「考え過ぎだと」と言われることが多い人によくある共通パターンがあります。
- 物事のリスクを考えて判断する
- 先の見通しがつく方がプラスのイメージが湧きやすい
- 失敗したときに自分を責める
- 自分の中の納得感を大事にする
- 自分の行いが他者にどんな印象を与えるかを大事にする
(すべての方に当てはまる内容ではありません)
自分の中の気になるチェック項目がクリアになる、またはクリアするか否かがハッキリさせないとたいために、人より多く考えることがあります。体質気質が繊細で敏感であるがゆえにチェック項目が増える場合もあるでしょう。
これが周囲の人から見ると、過剰に心配して思い悩んでいるような印象になったり、自分自身の中でも心配し過ぎ状態に思考を膨らませて疲れることがあるがあります。
思考力のメリットを活かそう
考え過ぎだと指摘される人の思考力は、デメリットばかりではありません。
思考力は、抱えている問題の本質に集中したり、生まれたアイディアを具現化する創造性を発揮したりできます。大切なのは、どんなコンディションで思考が渦巻いているか、なんですよね。
心が安定していて、未来に希望を抱いてる状態であれば、上に書いたような本質的な見極めや、創造力の発揮となります。その反対で、心や体が疲れていたり、過去や未来にネガティブな感情が湧いている状態の時に湧き上がる思考は、ネガティブ記憶や情報をもとにしている場合が多いんです。だからこそ心配に心配を重ねてループに入りやすくなります。
考え過ぎを手放すには
「考え過ぎてしまう」という心当たりがある方は、考え過ぎスイッチが入ってる状態に気づけるようになると、気づいた時点でその思考が止まります。
しかし、そこからまた継続してグルグル考えてしまう時は、頭の中の整理をしましょう。
- 悩みごとで頭がいっぱいになってしまう場合
- 「これで良いのかな、あれでよかったのかな」と間違いを避けるために考え過ぎてしまう場合
➡考え事を一旦全部紙に書き出して内観してみましょう。
- 忙しさで「あれもこれもやらなくちゃ・・・」と気が散漫になっている場合
➡頭の中に浮かんでいる要件を紙に書き出して、タスクリストを作ると思考のグルグルがおさまります。
思考を手放して直観力を活かすには
私達は心が安心している状態の時に直感的になるようです。とはいえ、四六時中安心感に包まれている現代人は少ないと思います。だからこそ、考え事に没頭している状態になったら意識的に自分自身を俯瞰して、「沸いてくる連想を観ている自分」「沸いてくる感情に没頭している自分」になっている状態だったんだなぁ、と理解を示してあげましょう。
湧き上がる思考や感情を無理に無くそうとしたり、プラスに塗り固めようとせずに、そのままの自分の状態を受容的に受け止め、もし自分を批判しているのであればその批判をやめる意思選択をすることも大切です。
思考を手放すとは、思考が湧かない自分を目指して何かする必要はなく、思考が湧こうがわかなかろうが「そういう状態なんだな」と受容する意思をもった結果として「中着してない状態」となり、その状態のことを「思考を手放してる状態」というのだと思います。
思考優位な自分にOK!を出す
精神世界に興味がある人は「頭で考えるな」「思考を手放しましょう」「頭で考えても宇宙と繋がれない」というような情報に沢山触れて、考え事がやまない自分自身を責めてしまう人がとても多いです。
しかし、既に書いたように、どんな状態で思考力を発揮するかによってプラスにもマイナスにもなります。内観で心を軽くして自分の創造性を楽しんで下さいね☆